だじゃれで大学推薦入試合格?
私はだじゃれで受かりました?
それは、1987 年の 12 月のことだった。
私は東京農工大学 工学部 数理情報工学科の推薦入試を受けていた。
筆記試験を終え、最後は面接試験である。
三人の面接官のうち、二人は、次々と質問してくる。
私は、緊張しながらも、質問に答えていた。
ふと、質問がとぎれた。
そして試験官の一人が
試験官A:「小谷先生も、何か質問してくださいよ」
と、小谷先生を促した。
小谷先生:「じゃあ、冗談は好きですか?」
野池 :「はい、大好きです!」
小谷先生:「冗談を言ってみてください。」
私は、つい最近、友人と話した冗談について説明した。
しかし、うまく伝わらなかったようであった。
そこで...
野池 :「あと、だじゃれが好きです!」
小谷先生:「言ってみて」
野池 :「ふとんがふっ飛んだ。ストーブがすっ飛ぶ。シャベルがしゃべる。」
私は、たて続けに三つだじゃれを言った。すると小谷先生は...
小谷先生:「(少し力ない感じで)へへへへへ....」
しばしの沈黙。
試験官A :「小谷先生、もう、よろしいですか?」
小谷先生、「へへへへへ... 」の顔のまま、うなずく。
試験官A :「では、面接を終ります。」
野池 :「ありがとうございました。」
後日、私は中央棟の掲示板に、自分の受験番号を見つけることができた。
「やった、受かった!」
私は、だじゃれで推薦入試合格を勝ち取ったのである。
「それは、違う」という意見もあるが、私は「だじゃれで受かった」と信じる。
この推薦入試以来、小谷先生とは縁があるらしく、今では、
小谷研究室の博士後期課程学生として、日々を送っている。
小谷先生には、たいへん感謝している。
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