1999 年度 新入生学科案内 研究室デモ 説明
1999- 5-27(Thu.)
音楽情報処理研究
人工知能研究の中の、記号処理・知識処理研究分野の研究の題材として、
音楽情報を扱っている。
今日は、現在、行われている研究の中から、
演奏に自動的に表情を付ける研究を紹介する。
人間が演奏に表情を付けられるのは、
楽曲の構造と楽譜上の記号の役割を解釈しているからである。
この考えに基づいて、演奏に表情を付加する。
デモの手順
基本的に、RET キー押下、あるいは、メディアプレイヤーの終了で進む。
-
\\GA2KO\Users\noike\syuudemo\demo.bat を起動する。
起動すると、無表情な演奏が始まる。
速度変化、強弱、奏法などの表情が付いていない。
ころあいを見計らい、メディアプレイヤーを終了させて、演奏を止める。
RET キーを押して、次へ進む。
- 楽曲の構造を分析する。
RET キーを押す。
すると、解像度が 640x480 に切り替わり、楽曲の構造の分析が始まる。
主に、フレーズの繰返しを探している。
分析が終わると、ビープ音が鳴る
(マシンによっては鳴らないかもしれない)。
「構造分析完了」と表示される。
このとき、矢印キー右左で楽譜をスクロールさせることができる。
ただし、キーを押しっぱなしにしないこと。
「一部、符玉が表示されない」というバグに気づかれないうちに、
RET キーを押して、先に進む。
- 表情の付いた演奏が始まる。
表情を付ける手がかりとして、
楽曲の構造と、
楽譜上の記号を使っている。
速度変化、
強弱、
奏法の表情が付いている。
ころあいを見計らい、メディアプレイヤーを終了する。
以上で、デモは終了である。
当日、筆者は、学内の別の場所にいる。
質問があれば、答えられるものは、きちんと答えること。
答えられそうにないときは、メールで質問を受け付ける。
宛先は、
music@fairy.ei.tuat.ac.jp
である。