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オリジナル: http://www.recordare.com/dtds/versions.html
日本語意訳: Kenzi NOIKE (knoike@gmail.com)>

MusicXML™ 更新履歴

DTD と XSD の変更点.新しいものほど上に書かれています.

バージョン 2.0 XSD (2008 年 9 月 11 日)

バージョン 2.0 を更新 (2007 年 7 月 10 日)

バグ・フィックス:

  • 同じ意味を持ちつつも非決定的ではなくなるように,score.mod ファイル中の credit 要素の定義を正しく直した.

1.1 から 2.0 への変更点 (2007 年 6 月 18 日)

新たに追加したファイル:

  • 圧縮 MusicXML 2.0 ファイルを扱えるようにするための container.dtd を追加した. 圧縮 MusicXML は,非圧縮 MusicXML に比べて,約 1/20 にファイルサイズが小さくなる. そして,画像ファイルや音声ファイルなど,マルチメディアコンテンツを含めることができる.
  • MusicXML 2.0 から MusicXML 1.1 へ変換するための to11.xsl を追加した.

新たに追加した要素(タグ):

  • image 要素と credit-image 要素を追加した.これは,楽譜にグラフィクス(画像)を含められるようにするためである.
  • appearance 要素を追加した.これは,一般的な楽譜のグラフィカルな設定(表示上の設定)のために使われる. この追加にともない,appearance 要素の子要素のline-width 要素, note-size 要素, other-appearance 要素も追加した.
  • 新たに追加した container.dtd の中に,container 要素, rootfiles 要素, rootfile 要素を追加した.
  • volume 要素,pan 要素,elevation 要素を追加した.これは,ミキサーのサポートをよりよくするためである.
  • solo 要素と ensemble 要素を追加した.これは,演奏することを考えた,よりよい仕様にするためである.
  • metronome-note 要素と metronome-relation 要素を追加した. これは,swing や他の metrical markings(拍節に関する記号)のためである. この追加にともない,metronome-note 要素の子要素の metronome-type 要素,metronome-dot 要素,metronome-beam 要素,metronome-tuplet 要素も追加した.
  • measure-numbering 要素を追加した.これは,各パートの小節番号をどのように表示すればよいのかを考えた,よりよい仕様にするためである.
  • ornament 要素(装飾音符)の一要素として,inverted-turn 要素を追加した.
  • articulation 要素の一要素として,stress 要素と unstress 要素を追加した.
  • part-name-display 要素,part-abbreviation-display 要素, group-name-display 要素,group-abbreviation-display 要素, display-text 要素,accidental-text 要素を追加した. これにより,パート名とグループ名,そしてそれぞれの略記についての完全な書式を与えることができる.
  • key-octave 要素を加えた.これにより,独自の調号をより正確に表示できる.
  • part-symbol 要素を追加した.これにより,複数の五線をもつパートをまとめる記号の書式を制御できる.
  • slash-type 要素と slash-dot 要素を追加した.これにより,beat-repeat 要素と slash 要素による記法の仕様がさらに完全になる.
  • accordion-registration 要素を追加した.これは,アコーディオンについての情報を登録するための記号である. この追加にともない,accordion-registration 要素の子要素の,accordion-high 要素,accordion-middle 要素,accordion-low 要素も追加した.
  • group-time 要素を追加した.これは,複数の五線や複数のパートに縦にまたがってかかる拍子記号を記述するためである.
  • relation 要素を追加した.これは,楽譜についてのメタデータ情報であり, Dublin Core のRelation 要素と同様のものである.

新たに追加した属性と実体参照:

  • credit 要素に page 属性を追加した.
  • image 要素と credit-image 要素に,source 属性と type 属性を追加した.
  • print 要素に blank-page 属性を追加した.
  • ending text を書くための ending 要素に,text-x 属性と text-y 属性を追加した.
  • line-height 実体と letter-spacing 実体を,text の表示と文字間隔調整のために追加した.
  • line-through 属性,underline 属性,overline 属性 と, text-decoration 実体,number-of-lines 実体を, text 装飾のために追加した.
  • rotation 属性と text-rotation 実体を,text を回転表示するために追加した.
  • dir 属性と text-direction 実体を,text の表示方向を指定するために追加した.
  • directive 属性と directive 実体を追加した.これは,拍子記号の開始位置とともに横方向の割付位置を設定するためのものである.
  • degree-alter 要素に plus-minus 属性を追加した.
  • attribute 属性と value 属性を,要素をサポートするために追加した.
  • offset 要素に sound 属性を追加した.
  • opus ドキュメントの中の score 要素に,new-page 属性を追加した.
  • bookmark 要素と link 要素に,position 属性を追加した.これは,より高精細な分解能で指定するためのものである.
  • clef 要素に additional 属性を追加した.これは,cue と 同時刻に書かれる clef(音部記号) のためのものである.
  • root-step 要素,bass-step 要素,degree-value 要素,degree-type 要素,first-fret 要素に, text 属性を追加した.
  • cancel 要素と first-fret 要素に,location 属性を追加した.
  • location 属性に left-right 実体を追加した.
  • データタイプとして,yes-no-number 実体,start-stop-single 実体,valign-image 実体を追加した.
  • text-formatting 実体を, 多くの text 書式属性と text 実体とともに,追加した.
  • barline 要素に,coda 属性,divisions 属性,segno 属性を追加した.これは,演奏するときのことを考えたものである.
  • document-attributes 実体を,トップ・レベル・ドキュメント要素とともに使用できるように追加した.

要素への追加:

  • harmony 要素の子孫要素の多くに,formatting 要素を追加した.
  • pluck 要素,elision 要素,fermata 要素に,text content を追加した.
  • dot 要素に placement 属性を追加した.
  • tremolo 要素に type 属性を追加した.
  • other-notation 要素,other-direction 要素,harmonic 要素,key 要素,clef 要素に,print-object 属性を追加した.
  • time 要素,key 要素,clef 要素に,font 属性と position 属性を追加した.
  • attributes 要素の中に,多重に key 要素,多重に time 要素を書くことを許した.
  • sound 要素に offset 要素を追加した.
  • print 要素に,part-name 要素と part-abbreviation 要素を追加した.
  • footnote 要素に,enclosure 属性と xml:lang 属性を追加した.
  • page-layout 要素の page-height と page-width はオプションとした.
  • opus 要素に version 属性を追加した.
  • lyric 要素の中の elision 要素を,text 要素の 1 回以上の繰返しとともに,オプションとした. これは,より書式制御ができるようにするためである.

新しく追加した値と定義:

  • sound 要素の damper-pedal 属性,soft-pedal 属性,sostenuto-pedal 属性の値として,%値を書けるようにした.
  • other-notation 要素,grouping 要素の type 属性に "single" 値を書けるようにした.
  • bar-style 要素に,"tick" 値と "short" 値を書けるようにした.
  • fermata 要素に,"normal" text 値,"angled" text 値 "square" text 値を書けるようにした.
  • creator 要素の type 属性に,標準的な(一般によく使われているような用語での) "composer" 値,"lyricist" 値,"arranger" 値を書けるようにした.
  • rights 要素の type 属性に,標準的な(一般によく使われているような用語での) "music" 値,"words" 値,"arrangement" 値を書けるようにした.

使わないほうがよいもの:

  • directive 要素は,これからは使わないほうがよい. その代わりに,directive 属性を持った direction 要素を使う.
  • sound 要素の pan 属性と elevation 属性は,これからは使わないほうがよい. その代わりに,pan 要素と elevation 要素を使う.
  • part-name 要素,part-abbreviation 要素,group-name 要素,group-abbreviation 要素 の formatting 属性は,これからは使わないほうがよい. その代わりに, part-name-display 要素,part-abbreviation-display 要素,group-name-display 要素,group-abbreviation-display 要素を使う.

1.0 から 1.1 への変更点(2005 年 5 月 20 日)

新たに追加したファイル:

  • フォーマッティングをするための layout.dtd ファイルを追加した. このファイルは, ページ・レイアウト,システム・レイアウト,五線レイアウト,小節レイアウト, 五線上の10度の長さを mm に変換するための拡大縮小率,の要素を含んでいる.
  • MusicXML 1.1 ファイルを MusicXML 1.0 ファイルに変換するための to10.xsl ファイルを追加した. to06c.xsl ファイルは,削除した.

新たに追加した要素(タグ):

  • defaults 要素を追加した.これには,デフォルトのレイアウト,フォント,歌詞の言語が含まれている.
  • credit 要素を追加した.これには,楽譜の最初のページに書かれるタイトル,作曲者,他のクレジット(作者情報)が含まれている.
  • scaling 要素,page-layout 要素,system-layout 要素,staff-layout 要素,measure-layout 要素を, 新しく追加した layout.dtd ファイルに追加した.
  • barre 要素を追加した.
  • harp-pedals 要素を追加した.
  • scordatura 要素を追加した.
  • tremolo 要素を追加した.
  • pluck 要素を追加した.
  • staff-size 要素を追加した.これは,五線の間隔の,デフォルト間隔に対する拡大縮小率を表すために使われる.

新たに追加した属性と実体参照:

  • color 属性とその実体を追加した.
  • MusicXML DTD のさまざまの場所で使われる justify 実体を追加した.
  • valign 属性,halign 属性とそれらの実体を追加した.これらは,垂直方向,水平方向の配置について表すために使われる.
  • position,font,color 実体と同じグループに属する print-style 実体を追加した.
  • width 属性を measure 要素に追加した.
  • chord 記号をフォーマッティングするための属性を kind 要素に追加した.
  • height 属性と width 属性を frame 要素に追加した.
  • ピアノのような,単一のパートで複数の五線を持てるパートで それぞれの五線が独立した調と拍子を持つことができるように,多くの属性を key 要素と time 要素に追加した.
  • print-lyric 属性を追加した.これは,歌詞とコードは書かれているがメロディは書かれていないコード譜において使われる.
  • fan 属性を beam 要素に追加した.
  • line-shape 実体を tuplet 属性に追加した.
  • version 属性を top-level の score-partwise と score-timewise に追加した. これは,DTD の public ID を使う方法よりも前のバージョンであることの検出のために使われる.
  • reference 属性を level 要素に追加した. これは,表示するためだけの,編集者の注釈(オリジナル音部記号やオリジナル・キーのような印) を示すために使われる.
  • enclosure 属性を追加した.
  • level-display 実体を追加した. これは,編集者の注釈の異なる表記方法(サイズ,丸括弧,角括弧)をまとめるために使われる.

要素への追加:

  • defaults 要素と credit 要素を score-header 実体に追加した.
  • MusicXML DTD のさまざまの場所で使われる要素に,positioning,font,color のためのフォーマッティング属性を追加した. position 実体が使われる多くの要素は,現在,print-style 実体を使用する.
  • オプションの page-layout 要素,system-layout 要素,staff-layout 要素,measure-layout 要素を,print 要素に追加した.
  • page-number 属性を print 要素に追加した.
  • オプションの offset 要素と staff 要素を,harmony 要素に追加した.
  • text content(文字列) を,glissando 要素と slide 要素に追加した.
  • justify 実体を, lyric 要素,part-name 要素,part-abbreviation 要素,group-name 要素,group-abbreviation 要素に追加した.
  • bezier 属性を tied 要素に追加した.
  • end-length 属性を ending 要素に追加した.
  • level-display 実体を accidental 要素に追加した.
  • substitution 属性を,heel 要素と toe 要素に追加した.
  • parentheses 属性を figured-bass 要素に追加した.

新しく追加した値と定義:

  • notehead 要素に,"inverted triangle" 値,"arrow down" 値,"arrow up" 値,"slashed" 値,"back slashed" 値を書けるようにした.
  • Aikin's 7-shape system に対応する shape-note の値,"do" 値,"re" 値,"mi" 値,"fa" 値,"so" 値,"la" 値,"ti" 値を,notehead 要素に書けるようにした.
  • "large" 値を symbol-size 実体として書けるようにした.
  • "dashed" 値を bar-style 要素に書けるようにした.
  • "change" 値を pedal 要素の type 属性に書けるようにした.
  • "augmented-seventh" 値を kind 要素に書けるようにした.
  • figured bass 要素のための値を定義した.
  • positioning 属性の定義を精緻化し,洗練した. これは, バージョン 1.1 の新しいフォーマッティング特徴を持ち,それらをより便利に使用できるようにするためである.

使わないほうがよいもの(非推奨):

  • print 要素の staff-spacing 属性は,これからは使わないほうがよい.その代わりに,staff-layout 要素を使う.

バージョン 1.0 をリリースした.(2004 年 1 月 13 日)


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Last updated June 19, 2007.