Lookup を利用して mule(Emacs, XEmacs)から kakasi を呼び出す方法
(mule(Emacs, XEmacs) の中から、「読み」のわからない漢字列の読みを、 あるていど、 正しくはないかもしれないけれど、 調べることができるようになります)


すでに、kakasi を利用できる状態になっているとします。

1. ~/.emacs に、kakasi 用の記述を追加する。
たとえば、次のように~/.emacs に追加します。
(setq lookup-search-agents
      '( (ndic "/usr/local/share/dict")
         (ndsrd "/work/SRD"
                :fmt "/usr/local/lib/csrd/csrd.fmt"
                :gai "/usr/local/lib/csrd/csrd.gai")
         (ndkks)))
      

2. mule(Emacs, XEmacs)を起動しなおし、lookup を起動する。

% mule
M-x lookup

新たにバッファが開かれ、 漢字かな辞典が認識されていれば、 とりあえず、設定は、うまくいっています。

3. 試しに、辞書を引いてみる。
試しに、「野池」という漢字列の読みを調べてみます。

新たに開かれたバッファの中で、 f キーを押します。
Look up: に対して、 野池と入力します。
漢字列「野池」の読みが表示されれば、設定はうまくいっています。 ? キーで、 操作方法が表示されます。 q キーで、 通常の状態に復帰します。
もし、うまくいかないときは、mule(Emacs, XEmacs)を、 起動しなおしてみてください。
また、~/.emacs 設定が正しくできているか、見直して ください。


参考文献

高林 哲: UNIX 上で電子辞書を活用しよう, Software Design, No. 107(1999 年, 9 号), pp. 142 - 156, 技術評論社, 1999.
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