mule を利用した Canna への単語登録方法

1. 登録する単語の先頭にカーソルを合わせる。

この場合、「農工大」の「農」の上にカーソルを合わせます。

2. マークを設定します。

Ctrl-スペースキーとキー操作します。
ミニバッファにMark setと 表示されます。

3. 登録する単語の末尾の次 にカーソルを合わせます。

マークとカーソルの間をリージョン といいます。
この場合、登録する単語をリージョンにしたことになります。

4. canna-touroku-region を実行します。

M-x canna-touroku-region とキー操作します。
M-x canna [スペースキー] tou [スペースキー][スペースキー] r [スペースキー][ENTER キー]

とキー操作するのが楽でしょう。

5. 読みを入力する。

読みをたずねてくるので、のうこうだい と入力します。

6. 品詞を入力する。

品詞をたずねてくるので、選びます。
品詞は、

1. 人名
2. 地名
3. 団体・会社名
4. 名詞
5. サ変名詞
6. 単漢字
7. 動詞形
8. 容詞
9. 形容動詞
10. 副詞
11. 数詞
12. 接続詞・感動詞
13. 連体詞
14. その他の固有名詞

の 14 種類から選びます。
この例では、「団体名」を選びます。

7. 品詞分けするを入力する。

品詞によっては、

さらに細かい品詞分けのための質問をしても良いですか?(y/n)

と尋ねられます。質問に答えてください。

8. 登録する辞書を選ぶ

登録する辞書を選びます。
おそらく、「１user」しか表示されないと思います。
ですから、「１user」を選びます。

『農工大』（のうこうだい）を登録しました

と表示されたら、登録成功です。

9. 登録されたかどうか確認する。

試しに変換して、登録されたかどうか確認してください。

おまけ

8. で、登録する辞書として「１user」を選ぶと、
/usr/local/lib/canna/dic/user/ ディレクトリの「アカウント名」ディレクトリの、 user1.t ファイルに登録されます (たぶん)。
ですから、このファイルをバックアップしておけば、 再インストールなどの事態になっても、 登録単語が失われずにすみます。