4I 室のプリンタ kanta で PostScript ファイルを印刷するための /etc/printcap の設定


1. root になる。

% su -l root

2. 適当なエディタで、/etc/printcap に次の記述を加える。

kanta|ps4i:\
  :lp=:\
  :rm=kanta:\
  :rp=PASSTHRU:\
  :sh:\
  :sf:\
  :mx#0:\
  :lf=/var/log/kanta-errs:\
  :sd=/var/spool/kanta: ←ここで必ず改行すること!

3. lf= で指定したファイルを、0 バイトのファイルとして、 あらかじめ作っておく。

# cat > /var/log/kanta-errs
ここで Ctrl-d を入力する。

4. sd= で指定したディレクトリが存在しなければ、作成します。

# mkdir /var/spool/kanta

5. /etc/printcap kanta の記述を反映させます。

# lpc
lpc> restart kanta
kanta:
    no daemon to abort
kanta:
    daemon started
lpc>

表示される内容が、若干、異なるかもしれませんが、気にしないでください。
ここで、daemon started と表示されることを確認してください。もし、表示されないときは、 lpd の設定 を行ってください。

6. 試しに印刷してみる。

# lpr -Pkanta PostScriptファイル名

無事、印刷できれば、設定が正しく行えています。

おまけ. 環境変数 PRINTER kanta を設定する。
常時、kanta で PostScript ファイルを印刷する人は、 環境変数 PRINTER kanta を設定しておくとよいでしょう。 これを設定しておくと、lpr コマンドの -Pkanta オプションをつける必要がなくなり、便利です。

bsh 系(bash など)の場合

% PRINTER=kanta
% export PRINTER


csh 系(tcsh など)の場合

% setenv PRINTER プリンタ名

毎回、シェルを起動するたびに設定するのは面倒ですので、 シェルが起動時に読み込むファイルに記述しておくとよいでしょう。

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