PostScript ファイル印刷専用プリンタ識別名 momokops を作る


これを作っておくと、ghostview, xdvi, netcape などから印刷するときに、 プリンタ名として momokops を指定することで印刷できるようになります。
プリンタ momoko の設定と、ほぼ、同じです。
1. root になる。

% su -l root

2. 適当なエディタで、/etc/printcap に次の記述を加える。

momokops|4A printer|PostScript print through ghostscrip:\
:lp=:\
:rm=pc05.2ko:\
:rp=momokops:\
:lf=/var/log/momokops-errs:\
:sd=/var/spool/momokops:\
:mx#0: ←ここで必ず改行すること!

rp=
リモート・プリンタ識別名として、momokops を指定します。 pc05.2ko /etc/printcap で、 momokops という、 PostScript 印刷専用プリンタ識別名を、管理者が設定しているからです。
lf=
momokops 用のログ・ファイル名として、 momoko のエラー・ログ・ファイル /var/log/momoko-errs とは別に、 /var/log/momokops-errs を指定します。
momoko と区別しなくてもいいや、と思う人は、 /var/log/momoko-errs を指定してください。
sd=
momokops 用のスプール・ディレクトリとして、 momoko のスプール・ディレクトリ /var/spool/momoko とは別に、 /var/spool/momokops を指定します。 momoko と区別しなくてもいいや、と思う人は、 /var/spool/momoko を指定してください。

3. lf= で指定したファイルを、0 バイトのファイルとして、 あらかじめ作っておく。

lf=/var/log/momoko-errs とした人は、おそらく、 すでにログ・ファイルが存在するので、この作業は 不要です。

# cat > /var/log/momokops-errs
ここで Ctrl-d を入力する。

4. sd= で指定したディレクトリが存在しなければ、作成します。

sd=/var/spool/momoko とした人は、おそらく、 すでにスプール・ディレクトリが存在するので、この作業は 不要です。

# mkdir /var/spool/momokops

5. /etc/printcap momokops の記述を反映させます。

# lpc
lpc> restart momokops
momokops:
no daemon to abort
momokops:
daemon started
lpc>

表示される内容が、若干、異なるかもしれませんが、気にしないでください。
ここで、daemon started と表示されることを確認してください。もし、表示されないときは、 lpd の設定 を行ってください。

6. 試しに印刷してみる。

# lpr -Pmomokops PostScriptファイル名

PostScript ファイルが手近にない場合は、netscape で適当なページを開き、 ツールバーの印刷をクリックして、

出力先
プリンター

印刷コマンド
lpr -Pmomokops

として、左下の印刷ボタンをクリックしてください。
うまくでましたね。
これで、ghostview, xdvi などから印刷するときに、 プリンタ名として momokops を指定すれば印刷できます。

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