XIP Messenger のインストール方法
XIP Messenger のインストールは、次の手順で行います。割と簡単です。
- 1. XIP Messenger のソース・ファイル・アーカイブを入手する。
- 私は、
http://hp.vector.co.jp/authors/VA004959/xipmsg/#japanese
から xipmsg-8087.tar.gz を取ってきました。
- 2. ソース・ファイル・アーカイブを展開する。
- コマンドラインから、
% tar zxvf xipmsg-8087.tar.gz
と入力すると(%
はプロンプト)、
xipmsg-8087
というディレクトリが作成され、
そこに XIP Messenger のソース・ファイルが展開されます。
- 3. ソース・ファイルが展開されたディレクトリに移動する。
% cd xipmsg-8087
と入力して、ソース・ファイルが展開されたディレクトリに移動します。
- 4. Imakefile を自分の OS 用に書き換える。
- FreeBSD を使っている人は、
修正は不要です。
そのまま使えます。
Linux を使っている人は、適当なエディタで Imakefile
の
この部分
XCOMM ------------------------------------
XCOMM FreeBSD 2.X
XCOMM ------------------------------------
XCOMM CDEBUGFLAGS=-O
EXTRA_DEFINES=$(SOCKSDEF)
LDLIBS+=-lm $(SOCKSLIB)
を、
XCOMM ------------------------------------
XCOMM FreeBSD 2.X
XCOMM ------------------------------------
XCOMM CDEBUGFLAGS=-O
XCOMM EXTRA_DEFINES=$(SOCKSDEF)
XCOMM LDLIBS+=-lm $(SOCKSLIB)
とし、この部分
XCOMM ------------------------------------
XCOMM Linux 2.0.29,30
XCOMM ------------------------------------
XCOMM CDEBUGFLAGS=-O
XCOMM EXTRA_DEFINES=$(SOCKSDEF)
XCOMM LDLIBS+=-lm $(SOCKSLIB)
を、
XCOMM ------------------------------------
XCOMM Linux 2.0.29,30
XCOMM ------------------------------------
XCOMM CDEBUGFLAGS=-O
EXTRA_DEFINES=$(SOCKSDEF)
LDLIBS+=-lm $(SOCKSLIB)
とします。
- 5.
Imakefile
から Makefile
を自動生成する。
xmkmf
コマンドで、Makefile
を
自動生成します。
% xmkmf -a
- 6.ソース・ファイルをコンパイルして実行ファイルを生成する。
make
コマンドで、実行ファイルを生成します。
% make
- 7. root になって、インストールする。
- root になって、実行ファイル、オンライン・マニュアル
(
man xipmsg
で読めるようになります。)などを
インストールします。
% su root
# make install
(#
は、root のプロンプト)
- 8. 日本語を表示するための設定をする。
- インストールは終わりましたが、このままでは
日本語が正しく表示されないので、正しく表示されるように設定します。
- 8.1 app-defaults を修正する。
- root になって、適当なエディタで、
/usr/X11R6/lib/X11/ja_JP.EUC/app-defaults/XIpmsg
の
この部分
*fontSet:\
-*-fixed-medium-r-*--14-*-iso8859-1,\
-*-fixed-medium-r-*--14-*-jisx0201.1976-*,\
-*-fixed-medium-r-*--14-*-jisx0208.1983-*,\
-*-fixed-medium-r-*--14-*-jisx0212.1990-*
を、
*fontSet:\
-*-fixed-medium-r-*--14-*-*-*-*-*-iso8859-1,\
-*-fixed-medium-r-*--14-*-*-*-*-*-jisx0201.1976-*,\
-*-fixed-medium-r-*--14-*-*-*-*-*-jisx0208.1983-*,\
-*-fixed-medium-r-*--14-*-*-*-*-*-jisx0212.1990-*
とします。
- 8.2 使用する環境変数 LANG の値に合わせて app-defaults にリンクを張る。
- たとえば、LANG の値として ja_JP.ujis を使いたい人は、
root になって、
# ln -s /usr/X11R6/lib/X11/ja_JP.EUC/app-defaults/XIpmsg
/usr/X11R6/lib/X11/ja_JP.ujis/app-defaults/XIpmsg
とします。ディレクトリがないときは、適宜、
mkdir
コマンドで
作成してください。
なお、現在の環境変数の値は、
bash などの bsh 系のシェルを使っている人は、
% set
tcsh などの csh 系のシェルを使っている人は、
% setenv
とするとわかります。
環境変数がたくさん設定されているときは、
bash などの bsh 系のシェルを使っている人は、
% set | grep LANG
tsch などの csh 系のシェルを使っている人は、
% setenv | grep LANG
とすると探しやすいでしょう。
- 9. 使う。
- これで、XIP Messenger が使えるようになりました。
コマンド名は、
xipmsg
です。
インストール直後に使用するときは、
bash などの bsh 系のシェルを使っている人は、
そのまま、
tcsh などの csh 系のシェルを使っている人は、
rehash
してから使用しましょう。
bash などの bsh 系のシェルを使っているときの例
% xipmsg -name "野池[5G室にいるよー]"
赤字の部分は使用例です。
tcsh などの csh 系のシェルを使っているときの例
% rehash
% xipmsg -name "野池[5G室にいるよー]"
赤字の部分は使用例です。
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