4A 室の LIPS プリンタ momoko を使えるようにする。
- 1. root になる。
-
%
su -l root
- 2. 適当なエディタで、
/etc/printcap
に次の記述を加える。
-
momoko|4A printer|Canon LASER SHOT LBP-430 through pc05:\
:lp=:\
:rm=pc05.2ko:\
:rp=momoko:\
:lf=/var/log/momoko-errs:\
:sd=/var/spool/momoko:\
:mx#0:
←ここで必ず改行すること!
各項目の厳密な意味は、
%
man printcap
あるいは、
%
jman printcap
を参照してもらうことにして、
だいたい、次のような意味であると考えていいと思います。
momoko|4A printer|Canon LASER SHOT LBP-430 through pc05:\
-
momoko
は、プリンタ識別名です。
|
以降は、コメントです。
lp=
- プリンタ・デバイス名です。
今回の設定の場合、
自分のマシンにつないであるプリンタを使用するわけではないので、
空欄にしておきます。
rm=
- リモート・プリンタ名です。ですが、
リモート・マシン名と考えたほうがわかりやすいと思います。
今回の設定の場合、
pc05.2ko
というマシンにつないであるプリンタを使うので、
pc05.2ko
と書きます。
rp=
- リモート・プリンタ識別名です。
pc05.2ko
の /etc/printcap
での
プリンタ識別名を書きます。
今回の設定の場合は、 momoko
です。
lf=
- ログ・ファイル名です。エラーの情報が、このファイルに記録されます。
上記の記述では、
/var/log/momoko-errs
というファイルを指定しています。
sd=
- スプール・ディレクトリです。プリンタに送る前の情報が、一時的に、
ここに置かれます。
上記の記述では、
/var/spool/momoko
というディレクトリを指定しています。
mx
- 最大ファイル・サイズです。
上記の記述では、
#0
なので、無制限です。
- 3.
lf=
で指定したファイルを、0 バイトのファイルとして、
あらかじめ作っておく。
-
# cat > /var/log/momoko-errs
ここで Ctrl-d を入力する。
- 4.
sd=
で指定したディレクトリが存在しなければ、作成します。
-
# mkdir /var/spool/momoko
- 5.
/etc/printcap
の momoko
の記述を反映させます。
-
# lpc
lpc> restart momoko
momoko:
no daemon to abort
momoko:
daemon started
lpc>
表示される内容が、若干、異なるかもしれませんが、気にしないでください。
ここで、daemon started
と表示されることを確認してください。もし、表示されないときは、
lpd
の設定
を行ってください。
- 6. 試しに印刷してみる(ただし、改行の処理がうまくいかないと思います。)。
-
# lpr -Pmomoko ファイル名
改行がうまくいってない
と思いますが、とりあえず、無視
してください。
- 7. 適当な印刷ツールをインストールする。
-
txt2lips
とか、lipsf
がよいかと思います。
txt2lips
をインストールする。
- おまけ. 環境変数 PRINTER を momoko に設定する。
- 常時、momoko を利用する場合は、
これを設定しておくと、
lpr
コマンドの
-Pmomoko
オプションをつける必要がなくなり、便利です。
- bsh 系(bash など)の場合
-
% PRINTER=プリンタ名
% export PRINTER
- csh 系(tcsh など)の場合
-
% setenv PRINTER プリンタ名
毎回、シェルを起動するたびに設定するのは面倒ですので、
シェルが起動時に読み込むファイルに記述しておくとよいでしょう。
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noike@fairy.ei.tuat.ac.jp
まで、お気軽にどうぞ。
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