MIREX(ISMIR) 2025 に演奏表情付けコンテスト RenCon が!

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いま気づいたのですが,MIREX 2025(ISMIR 2025)で
「RenCon 2025: Expressive Performance Rendering Competition」
が開催されるのですね.ほほー!

 

「2025:RenCon – MIREX Wiki」
https://www.music-ir.org/mirex/wiki/2025:RenCon

「RenCon2025 – Expressive Piano Performance Rendering Contest | This is
the official website of the RenCon 2025」
https://ren-con2025.vercel.app/

「ISMIR – Home | ISMIR」
https://ismir.net/

 

 

主催は

Huan Zhang, Task Captain, Queen Mary University of London
Junyan Jiang, MIREX Facilitator, New York University
Simon Dixon, Queen Mary University of London
Gus Xia, MBZUAI
Akira Maezawa, Yamaha

とのことで,Queen Mary大学の Huan Zhangさんが主催者のようです.
最近,学術研究に関わる時間がほとんどなくて,申し訳ないことに私は Huan Zhangさんのことがわかりません.
Simon Dixonさんとヤマハの前澤さんはわかりますが,それ以外の方々もわかりません.


スケジュールは,

May 30, 2025: Preliminary round submission opens, online judge sign-up opens
Aug 20, 2025: Preliminary round submission closes
Aug 25, 2025: Preliminary round page finalized and online evaluation begins
Sept 10, 2025: Online evaluation ends, results announced, and top
systems invited to live contest
Sept 2, 2025(TBD): Live contest at ISMIR 2025 in Daejeon, Korea

とのことですので,現役でこの分野のご研究をされている方は,参加に間に合います!

 

RenCon 2025 のタスクは,
入力: MusicXML(圧縮 MusicXML 形式)
出力: MIDI(SMF) または WAV
だそうです.
課題曲は,今年はソロピアノ曲に限定するそうです.
“今年は” というのは,彼らはあるていど長く取り組むつもりがあるようです.
Long-Term Vision」のところに,少しだけ書いてあります.


RenCon 2025 は,2 Phase からなっていて,

Phase 1 – Preliminary Round (Online)
期限までに 3曲のレンダリング結果をオンライン提出.
2曲は,指定された課題曲 4曲のうちの 2曲,
もう 1曲は,自由に選択可能.
課題曲はすでに発表されていて,MusicXML(圧縮 MusicXML 形式)でダウンロードできるようになっています.
ほかにも,テクニカルレポートとシステムのソースコードなども提出しないといけない模様.
テクニカルレポートが必須なのはわかりますが,ソースコードの提出も必須なのでしょうか.なんかイヤですね.

Phase 2 – Live Contest at ISMIR (Daejeon, Korea)
Phase 1 での上位者を招待.ISMIR 会場で課題曲が発表され,その場でレンダリング.
そして,その場で聴取,投票.ISMIR の最後で勝者を発表.

という段取りだそうです.

 

学習するシステムのために,お勧めの演奏表情データベースが 4つ挙がっていますね.
私はもうこの分野の現状についていけていないので,お勧めデータベースの紹介は
とても参考になります.


ということで,8月20日までに 3曲をレンダリングして提出すればよいので,現役でこの分野のご研究をされている方は,参加するとよいのではないでしょうか.
参加される場合は,私が英文を読み間違えている可能性がありますし,参加にあたっての注意事項などがほかにもいろいろと書いてありますので,
https://www.music-ir.org/mirex/wiki/2025:RenCon
https://ren-con2025.vercel.app/
を必ず参照してください.

 

なお,私自身は今回は傍観者です.まったく何も構えていませんでした.
オンライン投票はするかもしれません.
自分が昔作ったシステムは,もう 20年くらい更新していませんし,ここしばらく旅行嫌いに拍車がかかっていて,最近では近場の移動も可能な限り避けるようになりました.

 

 

 

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2017年02月01日
good-sounds.org,終わるのはいいんだけどさー,To: フィールドに登録ユーザー全員のメールアドレスをべったり貼り付けて全員にメール送信して知らせるのは,まずいやり方だと思うなぁ.
https://knoike.seesaa.net/article/446527997.html

 

2016年02月06日
演奏表情付けの小コンテスト「サブRencon」サイトで,各システムが生成した演奏が聴けなくなってしまっていたのを修正いたしました.以前とは異なり,Adobe Flash Player は不要です.
https://knoike.seesaa.net/article/433465226.html

 

2015年05月20日
good-sounds.org にユーザー登録してみた.演奏の良し悪しの自動評価を,個々人の主観評価を反映させながら練り上げていくプラットフォーム.Rencon もこういうふうにすべきだと何年も前から言っているのだけどなぁ.
https://knoike.seesaa.net/article/419301434.html

 

2013年08月09日
SMAC Rencon は,名古屋工大の奥村健太さんの演奏表情付けシステムが優勝.
https://knoike.seesaa.net/article/371526113.html

 

2012年03月17日
SIGMUS 発表が誰でも観聴きできるように中継されるのであれば,一般向けに「演奏表情付けコンテスト」の参加呼びかけ・実施がしやすくなるなー.
https://knoike.seesaa.net/article/258215997.html

 

2011年05月14日
演奏表情付けの小コンテスト「第1回 サブRencon」の開催報告を,SIGMUS90@京都産業大学にて行ってきました. 発表時に使ったスライドは,発表直前に,SlideShare を利用して Twitter TL に埋め込み表示させてみました.
http://knoike.seesaa.net/article/201012436.html

 

2011年01月06日
「演奏表情付けコンテスト Rencon 」開催中です. システムに “いかにも人間が弾いているかのような演奏” を生成させることを競っています. みなさんの投票によって優勝システムが決まりますので.ぜひ,ご投票をお願いします.
http://knoike.seesaa.net/article/178958283.html

 

2010年07月05日
丹治さんの演奏表情付けシステム 「ConBreO」 
https://knoike.seesaa.net/article/155540993.html

 

2010年06月02日
「【参加募集】2010年度Renconは,SIGMUS86<夏シンポ>の企画セッションとして開催」
https://knoike.seesaa.net/article/152843806.html

 

2009年09月28日
規P(のりP)システムでも作ろうか(笑).
https://knoike.seesaa.net/article/152841127.html

 

2009年09月18日
EC2009 Rencon での COPER の生成演奏
https://knoike.seesaa.net/article/152841154.html

 

2009年09月17日
デプロイしていなかった.
https://knoike.seesaa.net/article/152841155.html

 

2009年09月13日
こ,これは,Ha-Hi-Hun の立ち位置なのでは?(^^;)
https://knoike.seesaa.net/article/152841174.html

 

2009年09月12日
なんか… もう… いいや… .
https://knoike.seesaa.net/article/152841178.html

 

2009年09月12日
むぅ.なぜだ… .
https://knoike.seesaa.net/article/152841179.html

 

2009年09月12日
ショパンの Nocturne No.10, Op.32-2 が厳しい… .
https://knoike.seesaa.net/article/152841180.html

 

2009年09月12日
Format 1 → 0 は,midillo の midi2f0 で.
https://knoike.seesaa.net/article/152841181.html

 

2009年09月12日
COPER2009,バグ取り中.
https://knoike.seesaa.net/article/152841182.html

 

2009年08月25日
EC2009 Rencon だけを聴講するのであれば無料
https://knoike.seesaa.net/article/152840854.html

 

2009年08月13日
EC2009 Rencon 日時
https://knoike.seesaa.net/article/152840904.html

 

2009年06月18日
苦悶しながら執筆中.
https://knoike.seesaa.net/article/152840712.html

 

2009年06月01日
Rencon Workshop at EC2009 情報が少しずつ出てきました.
https://knoike.seesaa.net/article/152840418.html

 

2009年04月24日
[予定] 日野さん発表@SIGMUS80
https://knoike.seesaa.net/article/152839870.html

 

2009年03月19日
「エンタテインメントコンピューティング」のほうの EC2009
https://knoike.seesaa.net/article/152839502.html

 

2009年02月14日
日野さんの学会デビュー
https://knoike.seesaa.net/article/152839038.html

 

2008年12月16日
COPER へのアクセスが多いと思ったら,
https://knoike.seesaa.net/article/152837890.html

 

2008年09月12日
YQX という名前の由来
https://knoike.seesaa.net/article/152835262.html

 

2008年09月12日
アクセスログを見て優先度が上がった ToDo
https://knoike.seesaa.net/article/152835263.html

 

2008年09月09日
ICMPC10 Rencon 投票結果
https://knoike.seesaa.net/article/152835278.html

 

2008年09月09日
ICMPC10 Rencon FLV
https://knoike.seesaa.net/article/152835287.html

 

2008年09月02日
ICMPC10 Rencon の結果を聴けます
https://knoike.seesaa.net/article/152834958.html

 

2008年08月30日
増 1 号車
https://knoike.seesaa.net/article/152834970.html

 

2008年08月30日
札幌で利用したネット喫茶 i-cafe
https://knoike.seesaa.net/article/152834971.html

 

2008年08月27日
そういえば,青函トンネルをくぐってきたんだった
https://knoike.seesaa.net/article/152834986.html

 

2008年08月27日
Internet 投票ができるんだった
https://knoike.seesaa.net/article/152835001.html

 

2008年08月25日
ICMPC10 Rencon,終了
https://knoike.seesaa.net/article/152835007.html

 

2008年08月23日
順位予想
https://knoike.seesaa.net/article/152835014.html

 

2008年08月21日
ペダル・アクション・スムーサ「踏子(トーコ)」を実装してみた
https://knoike.seesaa.net/article/152835018.html

 

2008年08月21日
日帰り ICMPC10 Rencon
https://knoike.seesaa.net/article/152835021.html

 

2008年06月11日
そういえば,あと 2 年か(^^;)
https://knoike.seesaa.net/article/152833414.html

 

2008年02月05日
[7追] pre-ICMPC10-Rencon
https://knoike.seesaa.net/article/152831387.html

 

2008年02月01日
Rencon エントリ演奏を着うたに
https://knoike.seesaa.net/article/152831408.html

 

2007年09月02日
FIT2007
https://knoike.seesaa.net/article/152830584.html

 

2006年12月20日
音楽情報科学研究会(SIGMUS68) 参加
https://knoike.seesaa.net/article/152830308.html

 

2006年10月12日
あなたも私も聴き比べ
https://knoike.seesaa.net/article/152830048.html

 

2006年09月11日
Rencon2006 締め切りに向けてがんばる学生さんたち
https://knoike.seesaa.net/article/152830085.html

 

2006年09月07日
Rencon2006 エントリ
https://knoike.seesaa.net/article/152829552.html

 

2006年01月24日
4Ru バグ取り
https://knoike.seesaa.net/article/152800970.html

 

 

 

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Zephyrus M16 の C: にしている SSD を換装し,C: を拡張する作業も行いました.複数ある回復パーティション,特に,「RESTORE」ラベルのついている回復パーティションをどうしたものか悩んだので,自分のためにここにもメモ書きしておきます.

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ASUS ROG Zephyrus M16 の C: にしている SSD を換装し,C: を拡張する作業も行いました.
このとき,C: の後ろに複数ある回復パーティション,特に,「RESTORE」ラベルのついている 22GB もの大きさがある回復パーティションをどうしたものか悩んだので,「今回は悩んだ結果どうしたのか」を自分のためにここにもメモ書きしておきます.
Web検索してもこの話が見つからないのですが,みなさんは悩まないのかなぁ… .

 

pre_SSD_partition.png
換装前のパーティション状況


今回,Zepyurus の C: にしている SSD を換装したのは,劣化したからではなく,C: の空き容量が少なくなってきていて作業に支障があることがあったからです.
いまよりも容量の大きな SSD に換装し,C: を拡張することにしました.

SSD の仕様は,M.2 の 2280,PCI Express 4.0 x4 です.端子形状は,M Key だと思う.
爆速でなくてもよいので,そこそこの速さで,そこそこ安くて,評判が悪くなくて,なるべく TBW の大きなモノを探した結果,今回は KIOXIA EXCERIA PLUS G3 の 1TB版にしました.

 





換装前の SSD: SAMSUNG PM9A1 (512GB) 
換装後の SSD: KIOXIA EXCERIA PLUS G3 (1TB)

無事に換装できれば,512GB弱の C: を 1TB弱に拡張できるようになる予定です.

換装を実行する前に,現在のパーティションの状況を [コンピューターの管理] の [ディスクの管理] で調べておきます.

 

pre_SSD_partition.png
換装前のパーティション状況


むぅ… .回復パーティションが複数ある上に,「RESTORE」というラベルのついた 22GB もの大きさの回復パーティションもある… .
1005MB と 200MB の回復パーティションは,おそらく,Windows が作った回復パーティションで,どちらかが現在のもので,もう一方が過去に作られたものだろうと思う.
それはいいとして,「RESTORE」ラベルのついた 22GB の回復パーティションはなんだろう… .
ちょっと Web検索した限りではわからないなぁ… .
なんとなく,ASUS のツールが使う独自の回復パーティションのような気がするのだけど,よくわからない.
とりあえず,保留.まずは,SSD を物理的に換装してしまおう.

 

Zephyrus の裏蓋(下蓋)を外して SSD を取り出して,内容を新しい SSD にクローンしました.
今回は,TIMELY(groovy)の UD-M2CL というクローン機を使いました.

 

「UD-M2CL | 株式会社タイムリー」
https://timely.ne.jp/groovy/usbset/ud-m2cl/

 





新しい SSD を Zephyrus に挿し,裏蓋を閉め,電源を入れたところ,無事に起動しました.
よかったー.

とりあえず,「回復ドライブ」を USB接続の microSDカードに作りました.64GB の microSD を使ったところ,32GB が使われました.

 

さて,換装直後のパーティションの状態は次のとおりです.

aft_SSD_partition.png
換装直後のパーティション


とりあえず,ここまで予定どおりだけど,「「RESTORE」ラベルのついた 22GB の回復パーティション」は,どうしようかなぁ.
他の 2つの回復パーティションは,「一旦,削除して,C: を拡張したら未割り当て領域に復元する」でいいと思うのだけど,「RESTORE」ラベルのついた回復パーティションはどう扱ったらいいんだろうなぁ… .

 

とりあえず,reagentcコマンドで,回復パーティションの状況を見てみる.

PS C:\WINDOWS\system32> reagentc /info
Windows 回復環境 (Windows RE) およびシステム リセット構成
情報:

Windows RE の状態: Enabled
Windows RE の場所: \\?\GLOBALROOT\device\harddisk0\partition4\Recovery\WindowsRE
ブート構成データ (BCD) ID: 44363877-4736-11ed-baaa-346f24befb68
回復イメージの場所:
回復イメージ インデックス: 0
カスタム イメージの場所:
カスタム イメージ インデックス: 0

 

partition 4 が現在の回復パーティションらしい.

とりあえず,DiskPartコマンドで見てみる.

DISKPART> list partition

Partition ### Type Size Offset
————- —————— ——- ——-
Partition 1 システム 260 MB 1024 KB
Partition 2 予約済み 16 MB 261 MB
Partition 3 プライマリ 453 GB 277 MB
Partition 4 回復 1005 MB 453 GB
Partition 5 プライマリ 22 GB 454 GB
Partition 6 回復 200 MB 476 GB

 

Partition 4 ということは,1005 MB の回復パーティションが,現在の回復パーティションらしい.
ということは,Partition 6 の 200 MB の回復パーティションは,いまは使われていない古い回復パーティションなのだろうと思う.
Partition 5 が,「RESTORE」ラベルのついた 22GB もの容量がある謎の回復パーティション.

 

しばらく悩んだ結果,今回は次の方針で作業することにしました.これで正しいのかどうかわからないけれど,私はこうしました.

o 何かあったときは,最初に microSD に作った「回復ドライブ」で復旧できる(だろうと思う)ので,失敗を恐れずに作業する.

o 「回復ドライブ」で復旧できるので,「回復パーティション」には過度の期待はしない.

o Windows が認識していない「回復パーティション」は,削除してしまう.「RESTORE」ラベルのついた「回復パーティション」も削除してしまう.

o Windows が認識している「回復パーティション」は C: パーティションの後ろにあり,C: 拡張の妨げになるので,一旦,削除し,C: を拡張したあとに復元する.

 

ということで,Partition 6 と Partition 5 を削除し,Partition 4 の回復パーティションは,一旦,削除し,C: を拡張したあとに復元する,という作業を行いました.
作業には reagentcコマンドと,DiskPartコマンドを使いました.このあたりの詳細はここには書きません.Web検索をすると,具体的にコマンドを使った作業方法が見つかると思います.

回復パーティションを復元するときに set id で与える ID値ですが,常に “de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6ac” でよいらしいです.自分の環境での IDを調べておいて復元するのではないようです.
このあたりをよく知らないのですが,ID値をこの値にして attributesの値を “0x8000000000000001” にすることで回復パーティションとして機能するらしいです.

 

ext_Cdrv.png
C: を拡張し,回復パーティションを復元


ということで,SSD を換装して,C: を拡張できました!
いまのところ,無事に動いています.
「回復」機能はまだ使っていないので,これでいいのかどうかはまだわかりません.

 

 

 

 

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「esp_core_dump_flash: No core dump partition found!」というエラーが起動時に表示されてしまう問題の解決方法.

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(2024-10-17 追記: いただいたコメントの内容を本文に追記しました.)

 

Freenove ESP32-S3-WROOM CAM ボード
Freenove ESP32-S3-WROOM CAM ボード (Arduino IDE 互換)、オンボード カメラ ワイヤレス、Python C コード、詳細なチュートリアル、サンプル プロジェクト | Freenove | ベアボーンPC 通販 https://www.amazon.co.jp/dp/B0BMQ8F7FN/ref=as_li_ss_shr?&linkCode=shr&tag=amazonoike-22



Freenove の「ESP32-S3-WROOM CAM ボード」を購入した.
「ESP32-WROVER CAMボード」のほうが少しだけ安いのだけど,こっちは microSDカードスロットがないとの噂があるので,実際のところはどうなのかはわからないけれど,ESP32-S3 のほうにした.
ちょっと思うところあって,SDカード読み書きを勉強というか,自分の理解を再確認したい.

 

チュートリアルにあるサンプルコードの「Sketch_17.1_CameraWebServer」が立派な Webアプリになっていて,これを書き込むだけでブラウザ越しに使える UI のあるワイヤレス Webカメラとして使える.
単なるワイヤレスカメラとして使うのだったら,私がやることはほとんどないわー.
とりあえず,Wi-Fi の接続を定期的にチェックして,接続が切れていたら自動的に再接続するコードを足しておしまい.
ほかにもいろいろと勉強(再確認)するんだー.

 

起動時に


E (nnn) esp_core_dump_flash: No core dump partition found!

というエラーが出てしまうのを解決するのに少し手こずったので,未来の自分のためにメモ書きしておきます.
これは,[Tools] -> [Partition Scheme] の設定をどうこうしても消えない.
要は,エラーメッセージのとおりで,core dump するためのパーティションを作れば解決します.

パーティションの設定は簡単で,Sketch_17.1_CameraWebServer に入っている partitions.csv を次のように書き換えればよいです.

 

書き換え前:

# Name, Type, SubType, Offset, Size, Flags
nvs, data, nvs, 0x9000, 0x5000,
otadata, data, ota, 0xe000, 0x2000,
app0, app, ota_0, 0x10000, 0x3d0000,
fr, data, , 0x3e0000, 0x20000,

 

書き換え後:

# Name, Type, SubType, Offset, Size, Flags
nvs, data, nvs, 0x9000, 0x5000,
otadata, data, ota, 0xe000, 0x2000,
app0, app, ota_0, 0x10000, 0x3d0000,
# fr, data, , 0x3e0000, 0x20000,
fr, data, , 0x3e0000, 0x1ff00,
coredump, data, coredump, 0x3fff00, 0x100,

(2024-10-17 追記)
lzpel さんからコメントをいただきまして,いつの頃からかパーティションのアライン単位が 0x100 から 0x1000 に変わっているようです.
もし,上に記した「書き換え後」のパーティション設定で
「Partition coredump invalid: Offset 0x3fff00 is not aligned to 0x1000」
というエラーが出てしまうときは,

# Name, Type, SubType, Offset, Size, Flags
nvs, data, nvs, 0x9000, 0x5000,
otadata, data, ota, 0xe000, 0x2000,
app0, app, ota_0, 0x10000, 0x3d0000,
fr, data, , 0x3e0000, 0x1f000,
coredump, data, coredump, 0x3ff000, 0x1000,

というふうに,0x1000 単位でパーティションを区切るとよいそうです.
コメントをくださって,どうもありがとうございました!

(2024-10-17 追記,ここまで)

 

coredumpパーティションのサイズに合わせて,直前の frパーティションのサイズを縮めるのが肝です.

partitions.csv を書き換えたら,スケッチのコンパイル & 書き込みをすれば,次回の起動時から「core dump 用のパーティションがない」というエラーは表示されなくなります.

この問題の解決には,次の URL の情報が大変役立ちました.ありがとうございました.

「M5stack core3でのカメラ操作 #PlatformIO – Qiita」
https://qiita.com/yutaka_m/items/0ae5cfe342c59db28338

「ESP32-CAM esp_core_dump_flash – Using Arduino / Microcontrollers – Arduino Forum」
https://forum.arduino.cc/t/esp32-cam-esp-core-dump-flash/1074812/54?page=3

 

 

 

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デスクトップ版 MuseScore の名前が,単なる「MuseScore」から「MuseScore Studio」に変わるそうです.

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「MuseScore is getting a new name!」
https://musescore.org/en/node/359923

 

デスクトップ版 MuseScore の名前が,単なる「MuseScore」から「MuseScore Studio」に変わるそうです.
バージョン番号はいままでどおりで変わらないので,MuseScore Studio 4.2.1 が MuseScore Studio の最初期バージョンであり,現在の最新バージョンです.

 


This leads to frequent confusion and support issues, especially among new users. For example, many composers seeking the free desktop app unintentionally subscribe on the website.

名前を変える必要がある例としてこれが挙がっているけれど,これって,アプリの名前を変えることで防げそう?
根本的に何も変わらないので防げない気がするなぁ.

この間違いが起きるのって,名前のせいではなく,デスクトップ版アプリとモバイル版アプリとmusescore.com サイトとの連携の仕組みが根本的に悪いからだと思うなぁ.
一時期,ダークパターン UI でユーザーをだまして登録させようとしていたこともあったよね?

 

個人的には,名前の変更なんかどうでもいいわー.そんなことよりも,機能と品質と使い勝手をバージョン 3 レベルにまで上げて(戻して)ほしいわー.

 

 

 

 

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MuseScore 4.2 の .mscz ファイルを,4.1 や Ver. 3 系の MuseScore で開く方法.

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MuseScore 4.2 の .mscz ファイルは,4.1 や 4.0 では開けません.
メジャーバージョンが変わらないにも関わらず,開けません.
予告されてはいたものの,これはなかなかひどい仕様だと私は思います.

4.2 の .mscz ファイルを,4.1 や Ver. 3 系の MuseScore で開く方法を紹介します.
2通りありますので,.mscz ファイルごとに両方を試して,レイアウト崩れが小さいほうを採用するとよいと思います.

 

方法A:
圧縮 MusicXML ファイル経由で開く

MuseScore 4.2 で,
[ファイル] → [エクスポート],
[フォーマット:] で [MusicXML] を選択し,[エクスポート] ボタンを押し,圧縮 MusicXML ファイルとしてエクスポートします.拡張子は .mxl です(.xml ではなく).
エクスポートした圧縮 MusicXML ファイルは,そのまま 4.1 や Ver. 3 系の MuseScore で開くことができます.

 

方法B:
MuseScore 3 Evolution(非公式 3.7.0)で開く(経由する)

「MuseScore 3 Evolution(非公式 3.7.0)」というのは,これ↓のことです.

https://sites.google.com/view/musescore-3-evolution/

https://noike.info/wp/knoike/2023/12/20/85548/

https://github.com/Jojo-Schmitz/MuseScore/actions?query=branch%3A3.x

 

MuseScore 3 Evolution は,Ver. 3 系にも関わらず,Ver. 4 系の .mscz ファイルを直に開くことができます.
また,3 Evolution で保存した .mscz ファイルは,公式 3.6.2 でも開くことができます.

 

方法 A も B も,元のレイアウト情報を完全には引き継げませんので多少のレイアウト崩れが起きます.
ただ,A と B とで崩れ方が異なりますので,ご自身の主観で「こっちのほうがマシだ」と感じるほうを採用するとよいと思います.
どちらのほうがマシになるかは .mscz ファイルごとに異なりますので,常に両方を試すとよいと思います.

 

 

なお,4.2 の .mscz ファイルが 4.1 で開けないことは,ここ↓で予告されていました.
今後も,たとえメジャーバージョンが同じでも,異なるマイナーバージョン間での前方互換性は保証しないそうです.

「User shouldn’t be able to open 4.2 scores (and greater) in a previous version of 4 (4.1 or greater) · Issue #18083 · musescore/MuseScore」
https://github.com/musescore/MuseScore/issues/18083

 

 

 

 

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2023年12月20日
MuseScore 3 Evolution(非公式 3.7.0)のサイトができていました.
https://noike.info/wp/knoike/2023/12/20/85548/

 

2023年12月20日
MuseScore 4.2 がリリースされていました.リリースノートをざっと眺めた印象では,楽譜作成ソフトウェアとしてまだまだ Ver. 3 の機能や使い勝手に追いついていないと思う… .
https://noike.info/wp/knoike/2023/12/20/85512/

 

 

 

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