「esp_core_dump_flash: No core dump partition found!」というエラーが起動時に表示されてしまう問題の解決方法.

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(2024-10-17 追記: いただいたコメントの内容を本文に追記しました.)

 

Freenove ESP32-S3-WROOM CAM ボード
Freenove ESP32-S3-WROOM CAM ボード (Arduino IDE 互換)、オンボード カメラ ワイヤレス、Python C コード、詳細なチュートリアル、サンプル プロジェクト | Freenove | ベアボーンPC 通販 https://www.amazon.co.jp/dp/B0BMQ8F7FN/ref=as_li_ss_shr?&linkCode=shr&tag=amazonoike-22



Freenove の「ESP32-S3-WROOM CAM ボード」を購入した.
「ESP32-WROVER CAMボード」のほうが少しだけ安いのだけど,こっちは microSDカードスロットがないとの噂があるので,実際のところはどうなのかはわからないけれど,ESP32-S3 のほうにした.
ちょっと思うところあって,SDカード読み書きを勉強というか,自分の理解を再確認したい.

 

チュートリアルにあるサンプルコードの「Sketch_17.1_CameraWebServer」が立派な Webアプリになっていて,これを書き込むだけでブラウザ越しに使える UI のあるワイヤレス Webカメラとして使える.
単なるワイヤレスカメラとして使うのだったら,私がやることはほとんどないわー.
とりあえず,Wi-Fi の接続を定期的にチェックして,接続が切れていたら自動的に再接続するコードを足しておしまい.
ほかにもいろいろと勉強(再確認)するんだー.

 

起動時に


E (nnn) esp_core_dump_flash: No core dump partition found!

というエラーが出てしまうのを解決するのに少し手こずったので,未来の自分のためにメモ書きしておきます.
これは,[Tools] -> [Partition Scheme] の設定をどうこうしても消えない.
要は,エラーメッセージのとおりで,core dump するためのパーティションを作れば解決します.

パーティションの設定は簡単で,Sketch_17.1_CameraWebServer に入っている partitions.csv を次のように書き換えればよいです.

 

書き換え前:

# Name, Type, SubType, Offset, Size, Flags
nvs, data, nvs, 0x9000, 0x5000,
otadata, data, ota, 0xe000, 0x2000,
app0, app, ota_0, 0x10000, 0x3d0000,
fr, data, , 0x3e0000, 0x20000,

 

書き換え後:

# Name, Type, SubType, Offset, Size, Flags
nvs, data, nvs, 0x9000, 0x5000,
otadata, data, ota, 0xe000, 0x2000,
app0, app, ota_0, 0x10000, 0x3d0000,
# fr, data, , 0x3e0000, 0x20000,
fr, data, , 0x3e0000, 0x1ff00,
coredump, data, coredump, 0x3fff00, 0x100,

(2024-10-17 追記)
lzpel さんからコメントをいただきまして,いつの頃からかパーティションのアライン単位が 0x100 から 0x1000 に変わっているようです.
もし,上に記した「書き換え後」のパーティション設定で
「Partition coredump invalid: Offset 0x3fff00 is not aligned to 0x1000」
というエラーが出てしまうときは,

# Name, Type, SubType, Offset, Size, Flags
nvs, data, nvs, 0x9000, 0x5000,
otadata, data, ota, 0xe000, 0x2000,
app0, app, ota_0, 0x10000, 0x3d0000,
fr, data, , 0x3e0000, 0x1f000,
coredump, data, coredump, 0x3ff000, 0x1000,

というふうに,0x1000 単位でパーティションを区切るとよいそうです.
コメントをくださって,どうもありがとうございました!

(2024-10-17 追記,ここまで)

 

coredumpパーティションのサイズに合わせて,直前の frパーティションのサイズを縮めるのが肝です.

partitions.csv を書き換えたら,スケッチのコンパイル & 書き込みをすれば,次回の起動時から「core dump 用のパーティションがない」というエラーは表示されなくなります.

この問題の解決には,次の URL の情報が大変役立ちました.ありがとうございました.

「M5stack core3でのカメラ操作 #PlatformIO – Qiita」
https://qiita.com/yutaka_m/items/0ae5cfe342c59db28338

「ESP32-CAM esp_core_dump_flash – Using Arduino / Microcontrollers – Arduino Forum」
https://forum.arduino.cc/t/esp32-cam-esp-core-dump-flash/1074812/54?page=3

 

 

 

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デスクトップ版 MuseScore の名前が,単なる「MuseScore」から「MuseScore Studio」に変わるそうです.

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「MuseScore is getting a new name!」
https://musescore.org/en/node/359923

 

デスクトップ版 MuseScore の名前が,単なる「MuseScore」から「MuseScore Studio」に変わるそうです.
バージョン番号はいままでどおりで変わらないので,MuseScore Studio 4.2.1 が MuseScore Studio の最初期バージョンであり,現在の最新バージョンです.

 


This leads to frequent confusion and support issues, especially among new users. For example, many composers seeking the free desktop app unintentionally subscribe on the website.

名前を変える必要がある例としてこれが挙がっているけれど,これって,アプリの名前を変えることで防げそう?
根本的に何も変わらないので防げない気がするなぁ.

この間違いが起きるのって,名前のせいではなく,デスクトップ版アプリとモバイル版アプリとmusescore.com サイトとの連携の仕組みが根本的に悪いからだと思うなぁ.
一時期,ダークパターン UI でユーザーをだまして登録させようとしていたこともあったよね?

 

個人的には,名前の変更なんかどうでもいいわー.そんなことよりも,機能と品質と使い勝手をバージョン 3 レベルにまで上げて(戻して)ほしいわー.

 

 

 

 

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MuseScore 4.2 の .mscz ファイルを,4.1 や Ver. 3 系の MuseScore で開く方法.

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MuseScore 4.2 の .mscz ファイルは,4.1 や 4.0 では開けません.
メジャーバージョンが変わらないにも関わらず,開けません.
予告されてはいたものの,これはなかなかひどい仕様だと私は思います.

4.2 の .mscz ファイルを,4.1 や Ver. 3 系の MuseScore で開く方法を紹介します.
2通りありますので,.mscz ファイルごとに両方を試して,レイアウト崩れが小さいほうを採用するとよいと思います.

 

方法A:
圧縮 MusicXML ファイル経由で開く

MuseScore 4.2 で,
[ファイル] → [エクスポート],
[フォーマット:] で [MusicXML] を選択し,[エクスポート] ボタンを押し,圧縮 MusicXML ファイルとしてエクスポートします.拡張子は .mxl です(.xml ではなく).
エクスポートした圧縮 MusicXML ファイルは,そのまま 4.1 や Ver. 3 系の MuseScore で開くことができます.

 

方法B:
MuseScore 3 Evolution(非公式 3.7.0)で開く(経由する)

「MuseScore 3 Evolution(非公式 3.7.0)」というのは,これ↓のことです.

https://sites.google.com/view/musescore-3-evolution/

https://noike.info/wp/knoike/2023/12/20/85548/

https://github.com/Jojo-Schmitz/MuseScore/actions?query=branch%3A3.x

 

MuseScore 3 Evolution は,Ver. 3 系にも関わらず,Ver. 4 系の .mscz ファイルを直に開くことができます.
また,3 Evolution で保存した .mscz ファイルは,公式 3.6.2 でも開くことができます.

 

方法 A も B も,元のレイアウト情報を完全には引き継げませんので多少のレイアウト崩れが起きます.
ただ,A と B とで崩れ方が異なりますので,ご自身の主観で「こっちのほうがマシだ」と感じるほうを採用するとよいと思います.
どちらのほうがマシになるかは .mscz ファイルごとに異なりますので,常に両方を試すとよいと思います.

 

 

なお,4.2 の .mscz ファイルが 4.1 で開けないことは,ここ↓で予告されていました.
今後も,たとえメジャーバージョンが同じでも,異なるマイナーバージョン間での前方互換性は保証しないそうです.

「User shouldn’t be able to open 4.2 scores (and greater) in a previous version of 4 (4.1 or greater) · Issue #18083 · musescore/MuseScore」
https://github.com/musescore/MuseScore/issues/18083

 

 

 

 

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2023年12月20日
MuseScore 3 Evolution(非公式 3.7.0)のサイトができていました.
https://noike.info/wp/knoike/2023/12/20/85548/

 

2023年12月20日
MuseScore 4.2 がリリースされていました.リリースノートをざっと眺めた印象では,楽譜作成ソフトウェアとしてまだまだ Ver. 3 の機能や使い勝手に追いついていないと思う… .
https://noike.info/wp/knoike/2023/12/20/85512/

 

 

 

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MuseScore 3 Evolution(非公式 3.7.0)のサイトができていました.

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「MuseScore 3 Evolution」
https://sites.google.com/view/musescore-3-evolution/

 

MuseScore 3 Evolution(非公式 3.7.0)のサイトができていました.
インストール方法などがわかりやすく書かれています.

MuseScore 3 Evolution は日々着々と更新されていて,公式 Ver. 3 の最終バージョンである Ver. 3.6.2 の不具合修正,機能改善,Ver. 4 で行われた不具合修正,Ver. 4 の機能の取り込みなどがなされています.

 

MuseScore 3 Evolution のサイトができていたのは,この話の流れで知りました.

「Help restoring score saved in Nightly 4.2.0 back to Stable 4.1.1」
https://musescore.org/en/node/357746

「Help restoring score saved in Nightly 4.2.0 back to Stable 4.1.1」
https://musescore.org/en/node/357747

https://musescore.org/en/node/357747#comment-1218209

 

https://musescore.org/en/node/357747#comment-1218257

サイトを作成したのは,yonah_agさんと scorsterさんだそうです.

「yonah_ag」
https://musescore.org/en/user/1878586

「scorster」
https://musescore.org/en/user/2723700

 

なお,「非公式 3.7.0」が「3 Evolution」という名前に変わった経緯はこのあたり↓です.
「開発中のバージョンだから慣例的に unstable と呼び続けているけれど,別に unstable じゃないよね.名前を変えようよ.」と.
https://musescore.org/en/node/342126#comment-1209263

「Change naming from “unstable” to “Evolution” by Jojo-Schmitz · Pull Request #194 · Jojo-Schmitz/MuseScore」
https://github.com/Jojo-Schmitz/MuseScore/pull/194

 

 

 

 

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2023年3月13日
非公式 MuseScore 3.7.0 のテスト用実行ファイルのダウンロード場所が変わりました.
https://noike.info/wp/knoike/2023/03/13/85148/

 

2023年2月6日
テスト用 MuseScore 3.7.0 の動かし方
https://noike.info/wp/knoike/2023/02/06/85117/

 

2023年1月15日
MuseScore 3.6.3 以降がリリースされる可能性がまだあるかもしれません.3.6.2 からの不具合修正が山ほど入っているように見えます.リリースされるといいなぁ… .
https://noike.info/wp/knoike/2023/01/15/85103/

 

 

 

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MuseScore 4.2 がリリースされていました.リリースノートをざっと眺めた印象では,楽譜作成ソフトウェアとしてまだまだ Ver. 3 の機能や使い勝手に追いついていないと思う… .

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「Release of MuseScore 4.2 and new guitar sounds!」
https://musescore.org/en/4.2

「Engraving improvements in MuseScore 4.2」
https://musescore.org/en/node/356876

「Release MuseScore 4.2 Release」
https://github.com/musescore/MuseScore/releases/tag/v4.2.0

 

「Release notes for MuseScore 4.x」
https://musescore.org/en/node/332614

 

 

2023年12月18日に,MuseScore 4.2 がリリースされていました.

リリースノートをざっと眺めた印象では,楽譜作成ソフトウェアとしてまだまだ Ver. 3 の機能や使い勝手に追いついていないと思う… .

 

最近は MuseScore の動向をあまり追いかけていないので詳しいことはわからないのですが,リリースノートによると,MuseSampler 用の Muse Sounds collection として「Muse Guitars, Vol. 1」が追加されてギターの音がよくなったことが目玉機能のようです.
Muse Sounds collection をインストールするには Muse Hub のインストールが必須なのですが,私は Muse Hub を嫌っているので(なにか挙動があやしいような気がしているので),「Muse Guitars, Vol. 1」ほか Muse Sounds collection をインストールする予定はいまのところありません.

 

個人的に感じた大きな変更は,


A note for Linux users
On Linux only, Muse Hub has been renamed Muse Sounds Manager to better describe its purpose and capabilities on that platform. Muse Sounds Manager is now available as an RPM package in addition to the DEB package. A recent update removed the need for a root daemon, so it now prompts for root privileges only when required to install packages to a system folder.

です.Linux 用の Muse Hub は Muse Sounds Manager に名前が変わって,システムフォルダに何かをインストールするとき以外はルート権限を要求しなくなったようです.
いままでの Muse Hub は root 権限で常駐したままになる root daemon として実現されていたので,かなり批判されていました.
そりゃそうだ,あやしい,危ない.

こういうことがあるから,私は Windows 上で Muse Hub を使いたくないんだよなぁ.

Muse Sounds Manager の挙動をまだ確認していないのだけど,インストール時にだけ起動すればいいツールになっているのかなぁ?
それとも,例によって Muse Sounds collection が不正利用されないように常駐しているのかなぁ?
あとで動かしてみようかなぁ,どうしよう.
そのうち,フォーラムや Zendesk にユーザーから何か情報が上がってくるかなぁ?

 

というか,全プラットフォームで同じように Muse Sounds Manager に変えればいいのに.
こういう感じで,行き当たりばったり感満載でのろのろ開発運営するのが,いまの MuseScore 開発運営陣なんだよな,買収前の人たちとは違って.
なんというか,ぐだぐだ.
非論理的とまでは言わないけれど,妥当とは思いづらい意思決定が結構ある.

そもそも,Hub 方式を導入した当初の目的は「サーバーの混雑解消」だったのだけど,Hub を導入しても結局は混雑が解消できていないのだから,やめてしまえばいいのに.

なんか,MuseSampler 用ライブラリを監視する以外の目的で常駐するソフトを入れさせたい思惑がありそうで,イヤなんだよなぁ.

 

リリースノートをつらつら眺めて個人的に目に止まったことを挙げていきます.

 

「Playback」のところ.
「Ability to choose specific sounds within a SoundFont」.
ようやくかー.
いままでは,使える,というか意図どおりに鳴らせる SoundFont の形式にかなり強い制約があったのだけど,ようやく解消されたのかな?
それとも,制約はそのままで,単に音色を選べるようになっただけなのかな?
いまの開発運営陣は,プログラミングに関するスキルが,なんかビミョーでなぁ.

 

「Import/export」のところ.
「Support for MEI (Music Encoding Initiative) format (thanks to community contributors Laurent Pugin and Klaus Rettinghaus).」
MEI のコミュニティの方々の努力の賜物ですね.

あと,
「Various MusicXML fixes and improvements」
も,地味にうれしい.

 

「Cloud/publish」のところ.
「Ability to open scores from MuseScore.com directly in MuseScore (no need to manually download and save the file)」
musescore.com サイト上にある .msczファイルをダウンロードすることなく直に開けるらしい.
ほほー.

 


Please note that scores created or saved in MuseScore 4.2 cannot be opened in previous versions of MuseScore, including MuseScore 4 and 4.1. Please use File > Export > MusicXML if you need to share a score with somebody who is not able to upgrade to 4.2.

4.2で作った .mscz ファイルは 4.1で開けないってさー.
開きたいときは MusicXML 経由でインポートしろってさー.
予告されてはいたけれど,ホントに互換性をなくしたのか.
このブログには書いてなかったけれど,こんな感じ↓.

「User shouldn’t be able to open 4.2 scores (and greater) in a previous version of 4 (4.1 or greater) · Issue #18083 · musescore/MuseScore」
https://github.com/musescore/MuseScore/issues/18083

 

自分のブログには書いてなかったけれど,musescore.org の日本語フォーラムに書いていた.

「今後,マイナーバージョンが異なる Ver. 4 の .mscz ファイル間で互換性がなくなる可能性があります.」
https://musescore.org/ja/node/355600


私の感覚だと,メジャーバージョンが同じ間は開けるべきだと思うけどなぁ.

 

 

 

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