「esp_core_dump_flash: No core dump partition found!」というエラーが起動時に表示されてしまう問題の解決方法.

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Freenove ESP32-S3-WROOM CAM ボード
Freenove ESP32-S3-WROOM CAM ボード (Arduino IDE 互換)、オンボード カメラ ワイヤレス、Python C コード、詳細なチュートリアル、サンプル プロジェクト | Freenove | ベアボーンPC 通販 https://www.amazon.co.jp/dp/B0BMQ8F7FN/ref=as_li_ss_shr?&linkCode=shr&tag=amazonoike-22



Freenove の「ESP32-S3-WROOM CAM ボード」を購入した.
「ESP32-WROVER CAMボード」のほうが少しだけ安いのだけど,こっちは microSDカードスロットがないとの噂があるので,実際のところはどうなのかはわからないけれど,ESP32-S3 のほうにした.
ちょっと思うところあって,SDカード読み書きを勉強というか,自分の理解を再確認したい.

 

チュートリアルにあるサンプルコードの「Sketch_17.1_CameraWebServer」が立派な Webアプリになっていて,これを書き込むだけでブラウザ越しに使える UI のあるワイヤレス Webカメラとして使える.
単なるワイヤレスカメラとして使うのだったら,私がやることはほとんどないわー.
とりあえず,Wi-Fi の接続を定期的にチェックして,接続が切れていたら自動的に再接続するコードを足しておしまい.
ほかにもいろいろと勉強(再確認)するんだー.

 

起動時に


E (nnn) esp_core_dump_flash: No core dump partition found!

というエラーが出てしまうのを解決するのに少し手こずったので,未来の自分のためにメモ書きしておきます.
これは,[Tools] -> [Partition Scheme] の設定をどうこうしても消えない.
要は,エラーメッセージのとおりで,core dump するためのパーティションを作れば解決します.

パーティションの設定は簡単で,Sketch_17.1_CameraWebServer に入っている partitions.csv を次のように書き換えればよいです.

 

書き換え前:

# Name, Type, SubType, Offset, Size, Flags
nvs, data, nvs, 0x9000, 0x5000,
otadata, data, ota, 0xe000, 0x2000,
app0, app, ota_0, 0x10000, 0x3d0000,
fr, data, , 0x3e0000, 0x20000,

 

書き換え後:

# Name, Type, SubType, Offset, Size, Flags
nvs, data, nvs, 0x9000, 0x5000,
otadata, data, ota, 0xe000, 0x2000,
app0, app, ota_0, 0x10000, 0x3d0000,
# fr, data, , 0x3e0000, 0x20000,
fr, data, , 0x3e0000, 0x1ff00,
coredump, data, coredump, 0x3fff00, 0x100,

coredumpパーティションのサイズに合わせて,直前の frパーティションのサイズを縮めるのが肝です.

partitions.csv を書き換えたら,スケッチのコンパイル & 書き込みをすれば,次回の起動時から「core dump 用のパーティションがない」というエラーは表示されなくなります.

 

この問題の解決には,次の URL の情報が大変役立ちました.ありがとうございました.

「M5stack core3でのカメラ操作 #PlatformIO – Qiita」
https://qiita.com/yutaka_m/items/0ae5cfe342c59db28338

「ESP32-CAM esp_core_dump_flash – Using Arduino / Microcontrollers – Arduino Forum」
https://forum.arduino.cc/t/esp32-cam-esp-core-dump-flash/1074812/54?page=3

 

 

 

 

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リレーシールドの端子台を焦げ溶かしてしまったので,その代わりに TP-Link HS105 を使うことにしました.いまのところ,焦げ溶けるような気配はありません.問題なく稼働していて,しかも快適です!

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リレーシールドの端子台を焦げ溶かしてしまったので,その代わりに TP-Link HS105 を使うことにしました.
いまのところ,焦げ溶けるような気配はありません.
問題なく稼働していて,しかも快適です!
無線 LAN 親機を再起動させたときに,子機である HS105 は自動的に再接続しにいってくれるなど,よくできています.

使用しているコマンドラインツールは,これ↓です.

「TP-Link WiFi SmartPlug Client and Wireshark Dissector」
https://github.com/softScheck/tplink-smartplug

 

これに至るまでの事の経緯を,未来の自分のために下に書いておきます.

 

セラミックヒーターの電源をネットワーク越しに On/Off 制御できるようにしておいたのですが,それをつないでいるリレーシールドの端子台(ターミナルブロク)を焦げ溶かしてしまいました.
しかも,2回も.
一度目の焦げ溶かしは,私のケーブル端のはんだ処理が雑だったせいかと思い,いくらかまじめにはんだ処理を行って,もう一度別の端子台につないでみました.
しかし,やっぱりセラミックヒーターを 30分くらい連続して On にしていると端子台が焦げ溶けてしまうので,これは,ほぼ間違いなく端子台の耐圧を超えてしまっているのでしょう.
むー,リレーの耐圧は考慮してあったけれど,まさか端子台のほうが耐えられないとは思ってもいませんでした.

 

ということで,

o 基板にケーブルを直付けする

o 耐圧の高い端子台を探す

o 耐圧の高いケーブル端の処理を行う

o 差し込むタイプの端子台ではなく,ネジ留め式の端子台を使う

など,さまざまな対策を検討したのですが,そもそもの発端に立ち戻って「既製品」を探してみたところ,「外部サービスを使わずに,自分で On/Off 制御できるスマートプラグ(コンセント)」がいくつかあることに気づきました.
特に,TP-Link の製品はプロトコルが解析されているだけでなく,制御ツールを作って実運用している例がいくつも見つかります.おぉ… .

「既製品は,何らかの外部サービスを使わないと制御できない.他人に自分の家電の On/Off 制御権を握られたくない.」というのが,自作し始めたそもそもの動機だったのですが,外部サービスを使わずに済む既製品があるのであれば,おそらくは,そちらのほうが耐圧が高く,安全に作られているでしょう.それを使ったほうが自分的に得です.

ということで,TP-Link の製品を使うことを検討します.

プロトコルが解析されていたり,制御ツールが公開されていたりする機種は HS110 や HS100 でしたが,これらは現時点では販売終了機種なのか,入手が難しく,現時点で入手が容易な機種は HS105 のようです.
HS110 との互換性が気になりましたが,HS105 ですでに動作しているブログ記事があるので,互換性については,あまり心配しないことにしました.

https://lab.sasapea.mydns.jp/2018/08/24/tplinksmartplug/

https://lab.sasapea.mydns.jp/2019/12/15/tplinksmartplug-pc/


HS105 よりも少し値段が安い Tapo シリーズは,動作が遅いなど,自分で制御するためには一工夫が要りそうな感じでしたので,私は避けることにしました.

https://lab.sasapea.mydns.jp/2020/11/26/tapo_esp32/

 

 

ということで,HS105 を購入することにしました.

HS105 の負荷耐圧について調べてみると,14A まで大丈夫そうなことが書いてあります.

「HS105 | Wi-Fi スマートプラグ 遠隔操作 直差しコンセント Echo シリーズ Google Home 対応 音声コントロール コンパクト ハブ不要 3年保証 | TP-Link 日本」
https://www.tp-link.com/jp/home-networking/smart-plug/hs105/#specifications

 

私が制御したいセラミックヒーターは,弱で 300W,強で 600W の消費電力のようです.
ということは,負荷耐圧 14A までを謳っている HS105 は,セラミックヒーターの使用に耐えられそうです.

 

ということで,私も TP-Link の HS105 を購入して試してみました.

まず,初期設定と動作確認を公式ツール「Kasa Smart」で行いました.
Kasa アカウントの作成は [スキップ] できました.
接続する無線 LAN の情報などを設定し,Kasa Smart から On/Off 操作してみました.
問題なく動作しました.無線 LAN への接続も安定していて,良好です.

「Kasa Smart – Google Play のアプリ」
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.tplink.kasa_android

 

次に,Kasa Smart を使わずに,自分で On/Off 制御してみました.
使用したツールは,これ↓です.

「TP-Link WiFi SmartPlug Client and Wireshark Dissector」
https://github.com/softScheck/tplink-smartplug

これも,何も変更することなく,そのまますんなり動作しました.
うわー,簡単だー.

 

ということで,TP-Link HS105 にセラミックヒーターをつないで,実運用をはじめました.
3 日目ですが,いまのところ HS105 が焦げ溶けるような気配はありません.
試しに 1時間くらい On にし続けて様子見してみましたが,大丈夫そうです.
HS105 に触ってみると,人肌くらいにほんのり温かくはなっていましたが,一般的な家電が持つ熱と同程度だと思います.

もうしばらく様子見してみますが,今度こそ,大丈夫でしょう… .焦げ溶けないといいなぁ… .
これで,Google にも,Amazon にも,IFTTT にも生殺与奪の権を握られない家電 On/Off 制御ができそうです.
それにしても,自作せずに 1500円程度でこれができるとは思わなかったー.
しかも,この機種は形状がスマートで,大きさも小さくてすばらしいー.

 

 

 

 

 

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2020年12月15日
セラミックヒーターの電源も,ネットワーク越しに On/Off 制御できるようにしました.こたつ,扇風機,セラミックヒーターの電源を数分おきに On/Off し続けていますが,いまのところ,問題なく稼働しています.
https://noike.info/wp/knoike/2020/12/15/83551/

 

2020年4月5日
XPort を利用した「家電の電源のネットワーク越し操作環境」をうっかり壊してしまったので,IoT Express MkII とリレーシールドを使って作り直しました.1週間くらい稼働させていますが,とりあえず,問題なく動いています.
https://noike.info/wp/knoike/2020/04/05/82727/

 

2019年4月24日
「家電の電源のネットワーク越し操作環境」を復活させるときに,ネットワークの有線ポートが足りなかったので 1000BASE-T のスイッチングハブを購入した.いまの時代は,5ポートなら 1500円~2000円くらいで買えてしまうのですね.
https://noike.info/wp/knoike/2019/04/24/81549/

 

2019年4月23日
XPort を利用した「家電の電源のネットワーク越し操作環境」を復活させた.いま操作できるのは,「扇風機」と「こたつ」.
https://noike.info/wp/knoike/2019/04/23/81531/

 

2009年11月10日
ごもっともです.
http://knoike.seesaa.net/article/152841511.html

 

2008年08月11日
家電の電源をネットワーク越しに操作できるようにした(主なソース・コード)
http://knoike.seesaa.net/article/152835041.html

 

2008年08月11日
ColdFire で,これをやるとしたら
http://knoike.seesaa.net/article/152835043.html

 

2008年08月11日
家電の電源をネットワーク越しに操作できるようにした
http://knoike.seesaa.net/article/152835044.html

 

 

 

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セラミックヒーターの電源も,ネットワーク越しに On/Off 制御できるようにしました.こたつ,扇風機,セラミックヒーターの電源を数分おきに On/Off し続けていますが,いまのところ,問題なく稼働しています.

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セラミックヒーターの電源も,ネットワーク越しに On/Off 制御できるようにしました.
以前に,IoT Express Mk II と「Arduino リレーシールド V2」を使って,こたつと扇風機の電源 On/Off 制御をできるようにしたのですが,リレーシールドの調子がよいときとよくないときがあり,不安定だったので,これを機にリレーシールドを別のモノに交換しました.

今回,使用したリレーシールドは,これ↓です.

 

「WINGONEER 4チャンネル 5vリレーシールドモジュール」
https://www.amazon.co.jp/dp/B07F6VFT65

 

 

当初の予定では,このリレーシールドを ESPDuino-32 に載せて,先に稼働させている「IoT Express + リレーシールド」とは別に電源制御機を作るつもりだったのですが,私が購入した ESPDuino-32 は,私の自宅の Wi-Fi アクセスポイントへのつながりがよくなかったもので,今回は ESPDuino-32 を使うことは断念しました.
ESPDuino-32 自体は,また何か,別の機会に使う(リベンジする)ことにします.

 

「waves ESP32 ESPDuino-32 (ESP-WROOM-32) 技適取得品」
https://www.amazon.co.jp/dp/B074PNFJGF

 

 

それと,リレーから AC コンセントまでのケーブルには,いつものように「まごの手スイッチ(手元スイッチ)」を利用しました.
いつも,パナソニックや ELPA の製品を利用していて,使おうと思ったときに安いほうを購入しています.

いま気づいたのですが,ELPA のほうは長さが選べるのですね!
1m, 2m, 3m, 5m の 4種類があるようです.
今回,利用したのは,いま確認したところ,2m の製品でした.
おぉぉー.次からは ELPA のほうをひいきにしよう.
そのときどきで適切な長さを選ぶことにしよう.
なお,パナソニックの製品は 2.5m でした.

 

「ELPA エルパ 手元スイッチコード 2m WTS-200B(W)」
https://www.amazon.co.jp/dp/B003OBVRTU

 

 

IoT Express にリレーシールドを載せて,こたつ,扇風機,セラミックヒーターの電源を数分おきに On/Off し続けていますが,いまのところ,問題なく稼働しています.
IoT Express は,他の Arduino と同様で,長時間稼働させていると動作が止まってしまうので,1時間おきに自動的に再起動させています.

 

「新Wi-Fiアルデュイーノ「IoT Express MkII」 – aitendo」
https://www.aitendo.com/product/16899

 

 

 

 

 

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2020年4月5日
XPort を利用した「家電の電源のネットワーク越し操作環境」をうっかり壊してしまったので,IoT Express MkII とリレーシールドを使って作り直しました.1週間くらい稼働させていますが,とりあえず,問題なく動いています.
https://noike.info/wp/knoike/2020/04/05/82727/

 

2019年4月24日
「家電の電源のネットワーク越し操作環境」を復活させるときに,ネットワークの有線ポートが足りなかったので 1000BASE-T のスイッチングハブを購入した.いまの時代は,5ポートなら 1500円~2000円くらいで買えてしまうのですね.
https://noike.info/wp/knoike/2019/04/24/81549/

 

2019年4月23日
XPort を利用した「家電の電源のネットワーク越し操作環境」を復活させた.いま操作できるのは,「扇風機」と「こたつ」.
https://noike.info/wp/knoike/2019/04/23/81531/

 

2009年11月10日
ごもっともです.
http://knoike.seesaa.net/article/152841511.html

 

2008年08月11日
家電の電源をネットワーク越しに操作できるようにした(主なソース・コード)
http://knoike.seesaa.net/article/152835041.html

 

2008年08月11日
ColdFire で,これをやるとしたら
http://knoike.seesaa.net/article/152835043.html

 

2008年08月11日
家電の電源をネットワーク越しに操作できるようにした
http://knoike.seesaa.net/article/152835044.html

 

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