5月5日に,MuseScore の 3.1 Beta の 2 が出ています.「Option to completely disable Auto Placement」ということで,ついに「範囲を指定した自動配置の無効化」ができるようになったそうです.

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「Release notes for MuseScore 3.1 Beta Update (May 5, 2019) | MuseScore」
https://musescore.org/en/handbook/developers-handbook/release-notes/release-notes-musescore-3x/release-notes-musescore-31-0

 

「MuseScore 3.1 Beta Release | MuseScore」
https://musescore.org/en/3.1beta
(↑ Beta 1 と Beta 2 の話を混ぜられてしまっているので,差分を知るには,Release notes のほうを見るしかなさそう.)

 

 

 

 

5月5日に,MuseScore の 3.1 Beta の 2 が出ています.
一つ前の Beta版である 3.1 Beta 1 を使っている人はアップデートしたほうがよさそうです.
かなりの数のバグフィックスと,機能の変更や追加がなされています.


「Option to completely disable Auto Placement」ということで,ついに「範囲を指定した自動配置の無効化」ができるようになったそうです.
これで,「思ったような配置にならなかったときは,その範囲の自動配置を無効にする」,「そもそもすべて自分で配置したい場合は,すべての範囲の自動配置を無効化する」などの選択ができるようになったわけですね.
まだ不十分ですが,少しずつよくなっていくのかな… .

 

 

 

 

 

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2019年4月23日
MuseScore の 3.1 Beta がリリースされています.新機能のうち,個人的には,「Single-note Dynamics」と「High-quality soundfont」に興味があります.
https://noike.info/wp/knoike/2019/04/23/81508/

 

2019年3月18日
MuseScore の 3.0.5 がリリースされています.「~するとクラッシュする不具合を修正しました」系の修正が多いので,3.0.x を使っている人は,アップデートしておいたほうがよさそう.
https://noike.info/wp/knoike/2019/03/18/81470/

 

2019年3月5日
MuseScore の 3.0.4 がリリースされています.3.0.4 は,3.0.3 に重大な不具合が 2個(3個?)あったために急遽リリースされた hot fix です.とはいえ,それ以外の機能改善などもあります.
https://noike.info/wp/knoike/2019/03/05/81426/

 

2019年1月31日
MuseScore の 3.0.2.5315 がリリースされました.昨日にリリースされた 3.0.2 は 3.0.2.5312 で,そのバージョンには workspace に関する書き込みエラーが発生する不具合があり,急遽,それの修正アップデートがリリースされています.
https://noike.info/wp/knoike/2019/01/31/81367/

 

2019年1月16日
MuseScore の 3.0.1 がリリースされました.
https://noike.info/wp/knoike/2019/01/16/81318/

 

2018年12月26日
MuseScore の Ver. 3 が正式にリリースされました.Ver. 2系がリリースされたのは 2015年 3月25日ですので,約 4年ぶりのメジャーバージョンアップです.
https://noike.info/wp/knoike/2018/12/26/81225/

 

2018年09月11日
いつのまにか,MuseScore のモバイルアプリが Freemiumモデルに移行していました.以前に有料版アプリ「Songbook」を購入していた人は,新しいアプリのほうでもフルに機能を使えるそうです.とはいえ… .
http://knoike.seesaa.net/article/461598022.html

 

2018年08月01日
MuseScore の 2.3.2 がリリースされたそうです.
http://knoike.seesaa.net/article/460833520.html

 

2018年07月06日
MuseScore の 2.3.1 がリリースされました.同梱されている言語ファイルも更新されていますので,Windows用を日本語で使用しているときに拡張機能のインストールに失敗する不具合も解消されています.
http://knoike.seesaa.net/article/460384582.html

 

2018年07月01日
Windows 用の MuseScore 2.3 で,ストレージ(ディスク)に十分な空きがあるにもかかわらず,ストレージ容量不足と言われてしまって拡張機能(Extension Packs)がインストールできない場合の対処方法.
http://knoike.seesaa.net/article/460277309.html

 

2018年07月01日
MuseScore の 2.3 が公式にリリースされました.個人的には,新機能の「Extension Packs(拡張機能)」の導入に興味があります.
http://knoike.seesaa.net/article/460277116.html

 

2018年04月05日
MuseScore が 2.2.1 にアップデートされました.2.2 のリリースから,まだ 10日です.いくつかのリグレッション(機能後退)が見つかったそうで,それを直したリリースのようです.
http://knoike.seesaa.net/article/458594746.html

 

2018年03月28日
MuseScore の 2.2 がリリースされました.いままでと同様に無料で使えます.同梱サウンドフォントがMuseScore_General.sf3になりました.個人的には,何も追加インストールすることなくMIDIデバイス出力,MP3ファイル変換ができるようになったこと,サポートするMusicXMLのバージョンが3.1になったことが嬉しい.
http://knoike.seesaa.net/article/458383899.html

 

2018年02月20日
MuseScore社が,Ultimate Guitar社に買収された(買収してもらった)らしいです.UG社の傘下になったものの,MuseScore 自体は GPL v2 のオープンソースソフトウェアであり続けるそうです.リリースが予定されている MuseScore 3 も,いままでと同様に無料で使える予定だそうです.
http://knoike.seesaa.net/article/456995331.html

 

2017年05月29日
MuseScore が,JACK をインストールすることなく直接に MIDI 出力をできるようにしたそうです.現在,テスター募集中です.早速ダウンロードして,Pianoteq を鳴らすことができました.
http://knoike.seesaa.net/article/450345140.html

 

2017年05月02日
MuseScore の 2.1 がリリースされたそうです.多くの不具合修正のほか,開発中の 3 からの機能の取り込みがあります.日本人としては,ScoreView(楽譜上)での日本語入力の改善が嬉しいところです.
http://knoike.seesaa.net/article/449533656.html

 

2017年02月15日
「How will the Braille scores be produced?」のところにある「MSN」って,「Modified Stave Notation(Modified Staff Notation)」の略だったのか.
http://knoike.seesaa.net/article/447035492.html

 

2017年02月15日
OpenScore プロジェクト 「OpenScore – by MuseScore and IMSLP: Open-sourcing music with open source software」
http://knoike.seesaa.net/article/447026740.html

 

2016年04月05日
MuseScore の 2.0.3 がリリースされた.Linux ユーザーにとっては,Linux 版が AppImage で提供されるようになったことが大きなメリットだと思う.それから,先日の fix が反映されていて,「I/O デバイス名の文字化け」が直っていた.
http://knoike.seesaa.net/article/436253581.html

 

2016年03月21日
次の Ver. の MuseScore(おそらく 2.0.3)からは,I/O デバイス名の文字化けが直っているはず… .
http://knoike.seesaa.net/article/435362336.html

 

2015年11月22日
MuseScoreアプリの 1.10.1 が来ていた.目玉は,「ループ再生」機能が追加されたこと. あっ.有料版の MuseScoreアプリの Songbook って,いまは 242円なのか! 以前は600円くらいしたような.値下げされたのか.
http://knoike.seesaa.net/article/430049695.html

 

2015年10月07日
「Mastering MuseScore」の Kindle 版が出ていた.しかも,Amazon プライム会員は無料で読めるらしい.むー,「Mastering MuseScore」の電子書籍版が欲しいよーーー.
http://knoike.seesaa.net/article/427405805.html

 

2015年07月23日
MuseScoreが 2.0.2 に更新された.トリルなどの装飾音が演奏に反映されるようになったり,多くの不具合が直されたりしたらしい.
http://knoike.seesaa.net/article/422834575.html

 

2015年06月16日
書籍「Mastering MuseScore」が到着しました.楽譜などの図が豊富で,MuseScore 2 できれいな楽譜を作るための操作がわかりやすく書かれていると思います.英語を読むことに抵抗がない人にはよい解説書だと思います.
http://knoike.seesaa.net/article/420793952.html

 

2015年05月06日
MuseScore 2.0.1 で,SFZ 形式の「Salamander Grand Piano, version 3」を使用する方法.
http://knoike.seesaa.net/article/418527312.html

 

2015年05月06日
MuseScore 2.0.1 がリリースされたそうです.2.0.0 から 100個以上のバグが取られたらしいです.個人的には,SFZ 形式のサウンドフォントを使って WAV, MP3 エクスポートをしたときに無音のファイルができてしまう不具合が直ったことが嬉しい.
http://knoike.seesaa.net/article/418515922.html

 

2015年03月31日
MuseScore のポータブルバージョンがあるそうです.管理者権限なしに使用でき,USB メモリなどに入れて持ち運ぶこともできるそうです.
http://knoike.seesaa.net/article/416527670.html

 

2015年03月30日
SalamanderGrandPiano の V2 から V3 への更新内容は,音の細かい調整と,SFZ ファイルの可読性の向上だそうです.ペダルノイズに関する調整は,V2 への更新のときに行われたようです.
http://knoike.seesaa.net/article/416476633.html

 

2015年03月30日
MuseScore で MP3 ファイルを出力するには,LAME の DLL をインストールする必要があります.Audacity 用に配布されているバイナリを使うのが簡単です.
http://knoike.seesaa.net/article/416525602.html

 

2015年03月30日
「バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻全曲を新規に録音し、デジタル楽譜とともにパブリックドメインで公開する「Open Well-Tempered Clavier」プロジェクトが完成した。作品は Web サイトで公開されている。」
http://knoike.seesaa.net/article/416512807.html

 

2015年03月29日
musescore.com に楽譜データをオンライン保存して,楽譜を Web に貼ってみる.せっかくだから,MuseScore 2.0 のオンライン保存の機能を使って,直に musescore.com に保存してみる.
http://knoike.seesaa.net/article/416423736.html

 

2015年03月29日
ついに,MuseScore 2.0 がリリースされました.Windows, Mac, Linux などで動きます.Ver. 1.3 と比べると,UI から何からほとんど全面的に作りなおされた感があります.
http://knoike.seesaa.net/article/416418360.html

 

2015年03月25日
おっ,いつのまにか,SalamanderGrandPiano が V3 になっている.音の調整がなされたらしい.個人的には,ペダルノイズ音の調整に興味がある.あとで,試してみよう.
http://knoike.seesaa.net/article/416199019.html

 

2014年10月22日
いつのまにか,Zazzle の日本向けサイトができていたこともあって,MuseScore マグカップ(ステンレスボトル)を購入してみた. 購入金額の 1割ちょっとが MuseScore 開発チームへの寄付金になるので,MuseScore 開発チームを何らかの形で支援したい人にオススメできます.
http://knoike.seesaa.net/article/407581176.html

 

2014年08月10日
MuseScore Player は,デザインや機能が一新され,名前も MuseScore Songbook に変わったそうです.
http://knoike.seesaa.net/article/403497673.html

 

2014年07月30日
次の Ver. の MuseScore(おそらく 2.0 のこと)では,MIDI 入力から人間の演奏を取り込んで楽譜化するときの能力が少しよくなるらしい.
http://knoike.seesaa.net/article/402914146.html

 

2014年05月03日
「IMSLP/ペトルッチ楽譜ライブラリー: パブリックドメインの無料楽譜」 著作権的に問題のなさそうな楽曲の楽譜や,演奏の録音データが集められている.
http://knoike.seesaa.net/article/396112823.html

 

2014年03月30日
MuseScore Player が,iPhone/iPod でも動くようになったらしい.600円.購入した人のアプリアップデート(機能追加,不具合修正)は無料でなされていく予定とのこと.
http://knoike.seesaa.net/article/393198473.html

 

2014年03月22日
iPad 用の MuseScore Player が,ついにリリースされたらしい.現状の機能だと 600円という価格設定は高めだけど,アップデートはずっと無料で行われるので,機能追加がされていくと将来的には価格に釣り合うアプリになるはず… .
http://knoike.seesaa.net/article/392226887.html

 

2013年12月06日
MuseScore.com の PDF to MusicXML サービスを試し中.無料で使えるっぽい.PDF to MusicXML 機能の中身は, OMR(光学楽譜認識)ソフトウェアの Audiveris.
http://knoike.seesaa.net/article/382050492.html

 

2013年02月26日
「MusicXML to MP3 with ぼーか郎」で,主に audiveris(ProxyMusic) の出力する MusicXML に対応できるように,MusicXML 処理ルーチンのバグ取りを行いました.
http://knoike.seesaa.net/article/331955118.html

 

2013年08月21日
「Live Piano Sessions」 http://musescore.com にアップロードしてある曲データのURLを指定すると,コンピュータに接続された生ピアノで自動演奏されて,その様子が動画中継されるらしい.
http://knoike.seesaa.net/article/372577692.html

 

2013年06月15日
musescore.com に楽譜データをアップロードしておけば,任意の Web サイトで楽譜の埋め込み表示,再生ができるようになったらしい.Facebook の場合は,リンクを置いておくだけで埋め込まれるらしい.
http://knoike.seesaa.net/article/366476816.html

 

2013年04月23日
MuseScore の 2.0 から組み込まれる Zerberus シンセサイザは,SFZ をそのまま音源として利用できるらしい.それから,MuseScore 2.0 に組み込まれる FluidSynth は,SF3(SoundFont3) という,OGG 圧縮を利用した SF2 の改良サウンドフォント形式を音源として利用できるらしい.
http://knoike.seesaa.net/article/356916010.html

 

2012年12月19日
MuseScore Player for Android が Ver. 1.1 になり,ボタンやラベルなどが日本語で表示されるようになりました.また,.mscz ファイルが開けるようになったり,縦置き表示に対応したりと機能追加がなされています.
http://knoike.seesaa.net/article/308743690.html

 

2012年11月23日
MuseScore の Android アプリがリリースされたらしい.400円.
http://knoike.seesaa.net/article/303437787.html

 

2012年02月17日
「MuseScore 2.0 Roadmap」
http://knoike.seesaa.net/article/252620258.html

 

2011年06月15日
「MuseScore Sheet Music Viewer for iPad」
http://knoike.seesaa.net/article/209920886.html

 

2011年02月11日
MuseScore が,ついに 1.0 としてリリースされた.
http://knoike.seesaa.net/article/185341163.html

 

2011年02月10日
「MuseScore マグカップ」というモノがあるらしい. 購入金額の 15% が MuseScore 開発チームへの寄付金になって,残りが Zazzle ショッピングサイトの運営資金になるっぽい.
http://knoike.seesaa.net/article/185172537.html

 

2010年12月23日
楽譜表示するプログラムを作るときに,次からは,The Feta font を使わせていただくことにしよう.
http://knoike.seesaa.net/article/174679833.html

 

2010年09月03日
「MusicXML to Braille converter」の中の人 @lasconic (Nicolas Froment さん)にフォローしてもらえた. わーい.
http://knoike.seesaa.net/article/161388189.html

 

2010年07月25日
「MusicXML to Braille converter」
http://knoike.seesaa.net/article/157353763.html

 

2009年03月05日
「FreeDots: MusicXML to 点字楽譜」のスクリーンショット
http://knoike.seesaa.net/article/152839243.html

 

2008年03月06日
braille music
http://knoike.seesaa.net/article/152832512.html

 

 

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Tiny Tiny RSS(TT-RSS) に feedprefs プラグインを導入した.これを導入して有効にすると,View Mode(表示記事モード)と Ordering Mode(記事の表示順のモード)がフィードごとに記憶されるようになり,非常に便利です.

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「feedprefs plugin」
https://git.grandou.net/ttrss/feedprefs

 

 

自分のサーバーで稼働させているTiny Tiny RSS(TT-RSS) に feedprefs プラグインを導入した.
これを導入して有効にすると,

o View Mode(「未読」,「すべての記事」,「適応的」などが選べる表示記事モード)

o Ordering Mode(「古い順」,「新しい順」など,記事の表示順のモード)

がフィードごとに記憶されるようになります.

このプラグインを導入していない TT-RSS では,これらの設定が全フィードに対して共通なので(設定を共有しているので),「このフィードは新しい順に,こっちのフィードは古い順に」という読み方をしたいときにいちいち設定を変更しなければならず,結構,わずらわしい思いをしていました.
しかし,feedprefs プラグインを導入して有効にすると,これらの設定をフィードごとに別々に扱って記憶してくれるようになるので,非常に便利です.

ただ,この設定が記憶されるのは TT-RSS側ではなく,ブラウザのローカルストレージ内なので,TT-RSS を見る環境が変わると設定が反映されないのが残念ですね.
TT-RSS 自体がフィードごとに設定を保存するようにならないかなぁ.たいていの RSSリーダーはそういう実装になっているのだけどなぁ.

 

 

 

 

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2019年5月11日
Tiny Tiny RSS(TT-RSS) で,「記事の取得はできているようなのだけど,「表示する記事が見つかりません。」というメッセージが表示されてしまう」現象が起こる原因と対処方法がわかった.
https://noike.info/wp/knoike/2019/05/11/81746/

 

2019年5月10日
Tiny Tiny RSS(TT-RSS) で,Feedly のように,フィードにサムネイル画像を表示させるための設定方法.
https://noike.info/wp/knoike/2019/05/10/81664/ 

 

2019年5月9日
「Tiny Tiny RSS(TT-RSS)」を自分のサーバーで稼働させはじめました.Feed の更新は,cron ではなく,systemd から起動させたデーモンで行うようにしました.
https://noike.info/wp/knoike/2019/05/09/81594/

 

2019年5月9日
常用する RSSリーダーを,「Feedly」から「Tiny Tiny RSS(TT-RSS)」に移行することにしました.自宅サーバー noike.info 下で,自分で稼働させて使用します.
https://noike.info/wp/knoike/2019/05/09/81587/

 

2019年5月9日
Feedly に登録してある RSSフィードすべてを OPML エクスポートする方法.無料プランのままでもできたのですね.
https://noike.info/wp/knoike/2019/05/09/81565/

 

 

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「Piano Fingering Dataset」 学術研究目的であれば無料で使えるピアノ運指データセット.音符ごとに運指情報(指番号)が記載されていて,現在のバージョンでは,のべ 150曲のデータが収録されている.

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「Piano Fingering Dataset」
http://beam.kisarazu.ac.jp/~saito/research/PianoFingeringDataset/

 

「Fingering Visualizer」
https://fingeringdata.github.io/FingeringVisualizer.html

 

 

 

学術研究目的であれば無料で使えるピアノ運指データセット.
中村栄太先生(京都大学)と,齋藤康之先生(木更津高等専門学校)と,あと,吉井和佳先生(京都大学)もかな.

 

音符ごとに運指情報(指番号)が記載されていて,現在のバージョンである v1.00 では,のべ 150曲のデータが収録されている.
曲は,バッハ,モーツァルト,ショパン,ベートーヴェン,ドビュッシーなどのクラシックピアノ曲.
いくつかの曲では複数の演奏者による運指情報が収録されているので,演奏者による運指の異なりの調査などにも用いることができる.

 

データ形式は,テキストファイルで,

0 0.156289 0.302811 C4 64 80 0 1
1 0.312579 0.459100 D4 64 80 0 2
2 0.468869 0.615390 E4 64 80 0 3
3 0.625158 0.771679 F4 64 80 0 4
4 0.781447 0.927969 D4 64 80 0 2
...

というふうに記述されていて,それぞれのフィールドは,

(note ID) (onset time) (offset time) (spelled pitch) (onset velocity) (offset velocity) (channel) (finger number)

とのことです.

(finger number) は,右手の場合は正の値,左手の場合は負の値で記述されています.

 

現在のところ,

 (onset time), (offset time):
  楽譜上での時刻

 (onset velocity), (offset velocity):
  便宜的に値を埋めてある

のだそうです.

今後の研究の展開次第では,運指情報とともに,その運指によって演奏された演奏表情付きの値が記載されるようになるのかもしれません.

 

この運指データセット用のデータビジュアライザー「Piano Fingering Visualizer」は,データを眺めやすくできていてお勧めできます.
世の中の多くのビジュアライザーは,縦軸が半音階のピアノロール表示なのですが,この「Piano Fingering Visualizer」は五線譜状の表示になっているので,
縦軸が音階に従った軸になっています.#(シャープ), b(フラット)も表示されます.

「半音階ピアノロールは,どうも直感的に読みづらい.五線譜のほうが読みやすい.

という方にお勧めできます.

 

Piano Fingering Visualizer
Piano_Fingering_Visualizer.png


 

 

 

 

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Tiny Tiny RSS(TT-RSS) で,「記事の取得はできているようなのだけど,「表示する記事が見つかりません。」というメッセージが表示されてしまう」現象が起こる原因と対処方法がわかった.

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Tiny Tiny RSS(TT-RSS) で,「記事の取得はできているようなのだけど,「表示する記事が見つかりません。」というメッセージが表示されてしまって,記事自体が存在しないことになってしまうフィードがいくつかある」という現象が発生していたのだけど,原因と対処方法がわかった.

 

「ひとつのフィードを複数のカテゴリに登録していると,それらのうちのどれかひとつにしか記事が表示されない」

 

ということのようだ.
たとえば,あるニュースサイトN の RSSフィードを,「毎日読む」,「ニュース」,「新聞」という 3つのカテゴリに登録していると,

 

毎日読む
  ニュースサイトN : 「表示する記事が見つかりません。」

ニュース
  ニュースサイトN: 記事が表示される

新聞
  ニュースサイトN : 「表示する記事が見つかりません。」

 

という状態になることがある.3つとも同一フィードであるにも関わらず,記事が存在するフィードはひとつだけで,残りのフィードは記事自体が存在しないことになってしまっている.既読/未読の状態どうこう以前の状態である.
それぞれのフィードの [Debug feed] で,それぞれのフィードに強制的な記事取得と rehash をさせても,この状態は変わらない.
この状態で,「ニュース」カテゴリ,「新聞」カテゴリからこのフィードを削除すると,次回のフィード更新時には

 

毎日読む
  ニュースサイトN: 記事が表示される

ニュース
新聞

 

となり,いままで記事が存在しなかった「毎日読む」カテゴリのフィードに記事が表示されるようになった.

この結果から原因と対処方法を推測すると,

 

「TT-RSS では,フィードは複数のカテゴリに登録しないほうが表示が確かで,安全である」

 

逆に考えると,

 

「TT-RSS では,フィードは TT-RSS 内の 1箇所にだけ登録(存在)したほうが表示が確かで,安全である」

 

ということになりそうです.

この対処を行うためのフィードの登録状況の整理は,記事が表示されないフィードの存在に気づくたびにひとつひとつ行うしかなさそうですが,その操作は,[設定] の [フィード]タブで行うと,見通しよく操作ができて割と簡単です.
検索窓に,そのフィードの「サイトURL」か「サイト名」を一部分でもよいので入力して検索すると,該当するフィードが列挙されるので,重複登録を一望できます.
検索結果が表示されたこの状態のままで,フィードの購読/移動,カテゴリの追加/削除などの操作ができるので,フィードの登録状況の整理を見通しよく行えます.

 

Feedly を始めとして,たいていの RSSリーダーはフィードを複数のカテゴリに登録できる(ラベルを付けられる)ので,OPMLファイル経由で TT-RSS に移行してきた人にとっては,この現象は要注意事項ですね.

 

 

 

 

 

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2019年5月10日
Tiny Tiny RSS(TT-RSS) で,Feedly のように,フィードにサムネイル画像を表示させるための設定方法.
https://noike.info/wp/knoike/2019/05/10/81664/ 

 

2019年5月9日
「Tiny Tiny RSS(TT-RSS)」を自分のサーバーで稼働させはじめました.Feed の更新は,cron ではなく,systemd から起動させたデーモンで行うようにしました.
https://noike.info/wp/knoike/2019/05/09/81594/

 

2019年5月9日
常用する RSSリーダーを,「Feedly」から「Tiny Tiny RSS(TT-RSS)」に移行することにしました.自宅サーバー noike.info 下で,自分で稼働させて使用します.
https://noike.info/wp/knoike/2019/05/09/81587/

 

2019年5月9日
Feedly に登録してある RSSフィードすべてを OPML エクスポートする方法.無料プランのままでもできたのですね.
https://noike.info/wp/knoike/2019/05/09/81565/

 

 

 

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Tiny Tiny RSS(TT-RSS) で,Feedly のように,フィードにサムネイル画像を表示させるための設定方法.

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(2019-08-05 追記: コードを少し修正しました.https://noike.info/wp/knoike/2019/08/05/82017/

 

Tiny Tiny RSS(TT-RSS) で,Feedly のように,フィードにサムネイル画像を表示させるための設定方法.

 

 

 

Feedly
Feedly.png


Tiny Tiny RSS(TT-RSS) のデフォルト
TT-RSS_default.png


Tiny Tiny RSS(TT-RSS) に,この記事に書いた設定を施した後
TT-RSS_thumbnail_og_description.png


FeedIron に書くコード:

{
    "tbs.co.jp|gigazine.net": {
        "name": "Generate Thumbnail from OG:image",
        "type": "xpath",
        "xpath": [
            "\/\/meta[@property='og:image'][last()]\/@content",
            "\/\/meta[@property='og:description']\/@content"
        ],
        "start_element": "<img src=",
        "join_element": ">"
    }
}

[テーマ] の [カスタマイズ] に追加する CSS:

.content-inner img {
    width: 240px;
    float:left;
    margin-right:1em;
    margin-bottom:1em;
}

 

 

Feedly では,RSS フィード自体にサムネイル画像URL が含まれていなくても,フィードの記事 URL 先にあるサムネイル画像を表示してくれます.
しかし,Tiny Tiny RSS(TT-RSS) のデフォルトの状態では,フィードにサムネイル画像URL がないと表示してくれません.
フィードにある場合は表示してくれるので,TT-RSS の設定次第で表示してくれるようになるのではないかと試行錯誤してみましたが,TT-RSS 自体の設定だけではどうにもならないようです.

そこで,「FeedIron」というプラグインを利用し,自分なりに工夫してサムネイル画像が表示されるように設定してみました.
行っていることは,「フィードの記事 URL 先のページから og:image 情報を取り出し,TT-RSS のフィード表示に埋め込む」という処理です.
フィードの記事 URL 先の HTML 構成に依存する方法なので,よい解決方法ではないかもしれませんが,上でサンプル画像を挙げた「TBS NEWS」や,「GIGAZINE」などではうまくいきました.
もっと汎用的なよい解決方法があるのかもしれません.そのときは,私にも教えてくださると助かります.

 

 

「FeedIron(Evolution of ttrss_plugin-af_feedmod)」
https://github.com/feediron/ttrss_plugin-feediron

 

 

まず,FeedIron プラグインをインストールします.
FeedIron プラグインのインストールは,「Installation」のところに書いてあるとおりです.

1.
/(TT-RSS を設置したディレクトリ)/tt-rss/plugins.local/feediron/

に FeedIron 一式を置く.

2.
FeedIron 一式の owner 情報を,httpd(Apache) を動かしているユーザーとグループ(私のサーバーでは,apache:apache)に合わせる.

# chown -R apache:apache  /(TT-RSS を設置したディレクトリ)/tt-rss/plugins.local/feediron/

3.
TT-RSS の [設定] の [プラグイン] の [ユーザープラグイン] のところで,[feediron] を有効化する(チェックを入れる)

FeedIron プラグインをインストールすると,TT-RSS の [設定] 画面で,[システム]タブの右に [FeedIron]タブも表示されるようになります.
FeedIron でのフィード加工の設定は,この [FeedIron]タブで行います.

 

 

FeedIron プラグインをインストールしたら,次は,

1.
FeedIron でフィード内容を加工する設定

2.
フィードの表示を見やすくする CSS 設定

を行います.1 の FeedIron の設定だけですべてを済ませたかったのですが,どう試行錯誤してもできなかったので,FeedIron 設定と CSS 設定の 2段構えにしました.

 

 

まず,「FeedIron でフィード内容を加工する設定」を行います.
次のコードを,[設定] の [FeedIron]タブの [Configuration]タブの [Configuration] 欄に書き,[保存]ボタンを押します.
このコードでは,「TBS NEWS」と「GIGAZINE」のフィードで表示されなかったサムネイル画像が表示されるように,tbs.co.jp と gigazine.net をドメインとして指定しています.

{
    "tbs.co.jp|gigazine.net": {
        "name": "Generate Thumbnail from OG:image",
        "type": "xpath",
        "xpath": [
            "\/\/meta[@property='og:image'][last()]\/@content",
            "\/\/meta[@property='og:description']\/@content"
        ],
        "start_element": "<img src=",
        "join_element": ">"
    }
}

 

 

次に,「フィードの表示を見やすくする CSS 設定」を追加します.
次の CSS を,[設定] の [設定]タブの [テーマ]のところにある [カスタマイズ]ボタンを押して現れる [スタイルシートのカスタマイズ]ウィンドウで追加し,[保存]ボタンを押します.

この CSS設定が必要なのは,FeedIron に追加したコードだけだと TT-RSS でのフィード表示がくずれて見苦しくなることが多いからです.
また,FeedIron のコードに CSS を埋め込まずに別途 CSS 設定を追加しているのは,FeedIron のコードに CSS を埋め込んでおいても,CSS だけは TT-RSS のどこかの処理で除去されてしまってフィード表示に反映されなかったからです.

.content-inner img {
    width: 240px;
    float:left;
    margin-right:1em;
    margin-bottom:1em;
}

 

 

これで,TT-RSS でも,Feedly のようにサムネイル画像が表示されるようになりました.

FeedIron を利用した TT-RSS でのサムネイル画像つきフィード表示(og:description 概要文)
TT-RSS_thumbnail_og_description.png


 

 

もし,「TBS NEWS」のフィードに表示される概要文が,Feedly のときと同様に短い文で表示されたほうがよい場合は,概要文を og:description からではなく article から作るとよいようです.
その場合の FeedIron の [Configuration] 欄に書くコードは,次のとおりです.

{
    "tbs.co.jp": {
        "type": "xpath",
        "xpath": [
            "\/\/meta[@property='og:image']\/@content",
            "\/article\/div\/p"
        ],
        "start_element": "<img src=",
        "join_element": ">"
    },
    "gigazine.net": {
        "name": "Generate Thumbnail from OG:image",
        "type": "xpath",
        "xpath": [
            "\/\/meta[@property='og:image'][last()]\/@content",
            "\/\/meta[@property='og:description']\/@content"
        ],
        "start_element": "<img src=",
        "join_element": ">"
    }
}
FeedIron を利用した TT-RSS でのサムネイル画像つきフィード表示(article 概要文)
TT-RSS_thumbnail_article_div.png


あとは,フィードにサムネイル画像が表示されないサイトに気づいたときに,そのサイトのドメインを FeedIron のコードに追加したり,そのサイト専用の処理を書いたりしていくだけです.

ちょっと自分の失敗談を書いておくと,「気づいたら追加する」というコード追加の手間を惜しんで,なるべく多くのサイトでこのコードが適用されるように,

“tbs.co.jp|gigazine.net”

のところを,

“.jp|.net|.com|.org|.biz|.info”

と書いておいたら,フィード表示がくずれてしまうサイトが続出してしまいました.
このコードは汎用的ではなさそうです.
着々とドメインを追加する方針のほうが安全そうです.
また,上で「TBS NEWS」と「GIGAZINE」のコードを書き分けたように,ときにはサイトごとに異なるコードを書く必要があると思います.

 

 

もし,もっとよい解決方法がありましたら,私にも教えてくださると助かります.
正直に言って,この解決方法は面倒で,ちょっとばかばかしいなぁとも思っています… .

 

 

 

 

==

 

2019年5月9日
「Tiny Tiny RSS(TT-RSS)」を自分のサーバーで稼働させはじめました.Feed の更新は,cron ではなく,systemd から起動させたデーモンで行うようにしました.
https://noike.info/wp/knoike/2019/05/09/81594/

 

2019年5月9日
常用する RSSリーダーを,「Feedly」から「Tiny Tiny RSS(TT-RSS)」に移行することにしました.自宅サーバー noike.info 下で,自分で稼働させて使用します.
https://noike.info/wp/knoike/2019/05/09/81587/

 

2019年5月9日
Feedly に登録してある RSSフィードすべてを OPML エクスポートする方法.無料プランのままでもできたのですね.
https://noike.info/wp/knoike/2019/05/09/81565/

 

 

 

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