「”老人耳” なのでー」とは言いつつもハイレゾオーディオデバイスには興味があるので,USB Type-C 接続のハイレゾオーディオデバイスを購入した.
購入したのは,2022年 11月 13日.
Laza-Vally という会社の「MH-333」.
Realtek の ALC5686 が入っているらしく,仕様的には「32bit,384khz でロスレス音楽出力が可能」らしい.
先に使用感を書いておくと,このハイレゾオーディオデバイスのおかげか,新しく買ったヘッドホン(インナーイヤー型)のおかげかはわかならいけれど,いままでよりも音楽の細部まで聞こえるようになったような気がします.
ヘッドホンの性能がネックになっていて本当にハイレゾ再生されているわけではないし,そもそも音源が 16bit,44.1kHz や 48kHz なのでハイレゾ再生の恩恵があるわけではないのだけど,なんというか,細部がよく聞こえるようになったように感じます.
アニメとか映画とかであれば,セリフがよく聞き取れるようになったと感じます.
もしかして,アップサンプリングと補間がなされていて,分解能に余裕ができたので聞き取りやすくなったのかなぁ?
気がするだけだとは思うのだけど,気分はすごくいいです… .
それはそうとして,ハイレゾオーディオ再生対応のヘッドホンは,いつかそのうち買うんだー.
あと,デバイスとしては,384kHz までサポートしているのですが,384kHz に設定して再生するとハングアップしてしまうアプリがかなりありました.
有名どころだと,Spotify デスクトップアプリが 384kHz 設定だとハングアップします.
384kHz 設定でも再生できるアプリはまだまだ少ないのですが,とりあえず,SMPlayer 付属の mpv は 384kHz 設定でも再生できました.
想像ですが,「WASAPI は対応していて,MCI や DirectSound だと対応していない」という話なんじゃないかなぁと思っています.
多くのアプリがハイレゾオーディオ再生に対応するのは,まだまだこれからなのでしょうね.
いずれにしても,2022年 1月現在は 384kHz 設定を常用できる状況ではないので,192kHz 設定で使用しています.
2ch, 32bit, 192kHz 設定
ところで,このデバイスはクセがあるというか,「使用上の注意」のようなものがあるので,未来の自分のためにメモしておきます.
x USB ポートに挿してもデバイスとして認識されないことがある.
再現性がないのだけど,認識させるコツとしては,「デバイスを PC の USB ポートに挿す前に,デバイスのジャックにヘッドホンを挿しておき,その状態のままデバイスを PC の USB ポートに挿す.」と,認識されることが多いような気がします.
また,デバイスドライバがインストール済みであっても,「USB ポートに挿してからデバイスが認識されてオーディオデバイスとしてデバイス一覧に出現するまでに数秒から十数秒かかることがある」ので,「挿してからしばらく待つ」というのも,認識させるコツです.
x ケーブルによって,マイクが使用できたりできなかったりする.
4極の延長ケーブル経由でマイクつきヘッドホンをつないでいるのですが,ケーブルによってマイクデバイスが認識されたりされなかったりしました.
どちらのケーブルも,ThinkPad X1 Carbon のジャックではマイクが使用できたので,おそらく,Laza-Vally MH-333 のジャック内の端子が仕様ギリギリの長さや間隔なのだろうと想像しています.
x オーディオデバイスを使用するアプリ起動時に,ぶちぶちっとノイズ音が出る.
Windows 標準の [設定] アプリ起動時でも出ます… .これは回避する方法がなさそうです.
このハイレゾオーディオデバイスは,デバイス名一覧に「USB 2.0 Audio」と表示されるのだけど,実際に USB 2.0 なのかなぁ?
帯域的には USB 3.x 以上の帯域があったほうが余裕があっていいような気がするなぁ.
デバイス名
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2022年1月10日
2021年 10月 7日の大地震でヘッドホン(インナーイヤー型)がだめになってしまったので,新しく購入した.SONY の「MDR-EX155AP」.購入したのは,2022年 11月 13日.2200円くらいでした.違和感のない自分好みの出音でした.よかったー.
https://noike.info/wp/knoike/2022/01/10/84510/